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ユベントス会長が危機感。中断でクラブに経済的打撃「実在する脅威に直面している」

text by 編集部 photo by Getty Images

アンドレア・アニェッリ
【写真:Getty Images】

 ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長が、新型コロナウイルスによって深刻な経済的打撃を受けていることを明かした。27日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。

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 新型コロナウイルスの感染者数はイタリアで急増しており、感染拡大を防ぐためにセリエAは4月3日まで中断されることが決まった。ただ、その影響により試合を開催することが出来ず、収入がないクラブは経済的打撃を受けている。さらに中断期間は延長される見通しだ。

 アニェッリ会長は「私たちは全ての幸福をマネジメントすることと継続することに責任があり、実在する脅威に直面している。今やフットボールは足踏み状態にある。選手、監督、および運営コストの支払いに依存している収入源も同じだ。誰もが免疫がないためタイミングが重要となる。私たちの懸念を満たすことは、我々の試合と業界がこれまでに直面した最大の課題だ。現在の危機に照らし合わせ、UEFAライセンスとFFP(ファイナンシャル・フェアプレー)へのアプローチをどうすべきかについての議論は非常に活発に行われている」と語った。

 中断がいつまで続くかは不透明。それだけに、新型コロナウイルスの感染対策だけでなく、経済的打撃を緩和する施策を取る必要が出てくるだろう。ドイツやスペインなど、選手の減給を実施することにより経済的打撃を最小限に抑える努力をしているクラブもある。

【了】

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