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スペイン連盟会長立候補のカシージャス、今季の年内延長を提案。W杯まで春秋制

text by 編集部 photo by Getty Images

イケル・カシージャス
【写真:Getty Images】

 スペインサッカー連盟会長選への立候補を表明している元同国代表GKのイケル・カシージャスは、新型コロナウイルスの影響により中断されている欧州の今シーズンを「3~4ヶ月後」に再開し、12月までに日程を終える形を提案している。

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 レアル・マドリードとスペイン代表の正守護神としても長年活躍し、2015年からポルトでプレーしていたカシージャスは、昨年5月に心臓発作を起こして病院へ搬送。復帰に向けたトレーニングも積んでいたが、今年2月には会長選への立候補を表明することで引退も決断した形となった。

 そのカシージャスは、中断が続く欧州サッカーの日程問題について5日に公式ツイッターアカウントでメッセージを投稿。事態の正常化を待ってから試合を再開し、年内に今季の日程を終えればいいと提案した。

「欧州サッカーの日程をどう解決するか?(中略)3~4ヶ月後に全てが良い状態に戻ったとすれば、残り期間をプレーし、カップ戦やCL(チャンピオンズリーグ)、EL(ヨーロッパリーグ)の決勝を12月にすればいい」とカシージャス。さらに2022年カタールワールドカップが11月に開催予定であることにも言及し、「調整を」と述べている。

 来季以降の日程について詳細には提示していないが、2021年、2022年のシーズンを“春秋制”としてワールドカップに合わせることを想定していると考えられる。フランスでもニース会長やマルセイユのアンドレ・ビラス=ボアス監督が同様の提案を行っていた。

 だがこの案は、欧州サッカー連盟(UEFA)が提示した枠組みとは一致していない。UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は「CLとELは8月3日までに終了しなければならない」とデッドラインを設定しており、間に合わなければ今季を打ち切りとする可能性も示唆したと捉えられている。

【了】

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