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新型コロナの影響で懸念される契約問題…。英国競技連盟代表「誰も強制することはできない」

text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ
【写真:Getty Images】

 新型コロナウイルスの影響により、今年6月30日までの契約となっているプレミアリーグの選手は法的にはクラブを離れることが可能であるようだ。

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 英国競技連盟の代表でスポーツ弁護士のニック・デ・マルコ氏が選手の契約について言及している。英メディア『スカイスポーツ』が現地時間10日に報じた。

 新型コロナウイルスの影響で欧州各国のリーグ戦で中断が続き、試合が延期となっていることから、6月30日までとなっている選手の契約期間について様々な見解が議論されている。

 国際サッカー連盟(FIFA)は7日、シーズンが終了するまで選手の契約を延長することを認めるガイドラインを発表している。このガイドラインによれば、30日以降もシーズンが終了するまでクラブでプレーすることが可能となる。

 また、他クラブにレンタルされている選手の多くは6月30日までとなっていて、原則では同日以降にレンタル元のクラブへ復帰することになる。また、契約が満了する選手に関しては、同日以降にフリーで移籍することが可能となる。

 デ・マルコ氏はインタビューで「合法的に彼ら(プレミアリーグの選手)はクラブでプレーすることを強制されることはない。誰もそれを強制することはできない。FIFA、FA、クラブ、他の誰もがだ」と話し、選手が30日以降にクラブを離れることは可能だとしている。

 また、同氏は「もし選手が契約満了となったら、法律的には彼らは雇用されなくなり、フリーでクラブを去ることができる。実際の問題は選手がクラブを離れられるか、否かということ。それはそれぞれの状況によって違うだろう」ともコメントしている。

 コロナウイルスの影響で懸念される選手の契約問題。FIFAや各連盟はどう対応するのだろうか。

【了】

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