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つば吐きは相手選手などに向けなくとも警告に?FIFAドクターが感染リスク指摘

text by 編集部 photo by Getty Images

イエローカード
【写真:Getty Images】

 新型コロナウイルスの影響により中断されている各国のサッカーリーグ再開後は、ピッチ上でつばを吐く行為が厳格に禁じられることなるかもしれない。英紙『テレグラフ』が27日付で伝えている。

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 国内リーグが中断されている欧州各国では、徐々に再開に向けた動きもある。だが再開にあたってはウイルスの再拡大予防に向けた十分な対策が取られる見通し。無観客での試合開催もそのひとつだ。

 選手たちにも、握手やハグを避けることなど、今までとは異なる行動が求められるかもしれない。国際サッカー連盟(FIFA)の医療委員会代表を務めるミヘル・ドゥーゲ氏は、つばを吐くことを禁止する必要があるとも訴えている。

「サッカーにおいて一般的な行為ではあるが、衛生的ではない。再開する時には可能な限り避けるべきだと思う。可能かどうかという疑問はあるが、イエローカードを出してもいいかもしれない」とドゥーゲ氏は語った。

 相手選手や審判などに向けてつばを吐く行為は現行のルールでも厳しい処分の対象となるが、単につばを吐くこと自体は禁じられていない。だが選手が無症状でウイルス感染していた場合、ピッチ上に残る唾液から感染リスクが高まる可能性があるとも指摘されている。

【了】

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