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4年前に死亡とされた元シャルケユース選手の生存確認。保険金受け取りの妻を捜査へ

text by 編集部 photo by Getty Images

ヒアニック・カンバ
【写真:Getty Images】

 4年前に事故で死去したとされていた元サッカー選手の生存が確認され、当時保険金を受け取った妻が詐欺の疑いで捜査を受けることになった。独紙『ビルト』が伝えている。

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 1986年生まれのコンゴ人DFヒアニック・カンバは、若手時代にはシャルケのU-19チームやセカンドチームなどでプレー。現在バイエルン・ミュンヘンに所属するドイツ代表GKマヌエル・ノイアーともチームメートとしてプレーしていた。

 その後同選手は、ドイツ8部のVfBフルスでプレーしていた2016年1月9日に、母国コンゴで交通事故に遭い死亡したとされていた。だがそれから4年あまりが経過し、シャルケのホームであるゲルゼンキルヒェンで生存し仕事をしていることが確認されたという。

 検察官がカンバによる話を伝えたところによれば、同選手は4年前にコンゴに帰国した際、同行していた友人らに現金や電話、書類を奪われて置き去りにされたと訴えているとのこと。その後2018年にコンゴのドイツ大使館にドイツ帰国の申請を行い、最近ゲルゼンキルヒェンに戻ってきたとされている。

 夫が事故で死去したとされた当時に「6桁(約1千万~数千万円)」の保険金を受け取ったカンバの妻は、保険金詐欺の疑いがあるとして警察の捜査を受けているようだ。保険会社に提出した書類は偽造されたもの、あるいはコンゴから不正な手段で入手されたものである可能性が疑われている。

【了】

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