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代表 4年前

ベルギー代表、背番号10の系譜。20世紀屈指のファンタジスタに現代最高のドリブラーまで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

フランスワールドカップ(1998)

ルク・ニリス
【写真:Getty Images】



背番号10:ルク・ニリス(PSVアイントホーフェン)
生年月日:1967年5月25日(当時31歳)
個人成績:3試合出場/1得点0アシスト
戦績:グループリーグ敗退

 PSVアイントホーフェンで若き日の“怪物”ロナウドとコンビを組んでいたベルギーサッカー史に残る名ストライカーだ。そのロナウドが共にプレーした中でも「最高の選手」に挙げたのがニリスだった。

 ワールドカップ初出場は1994年のアメリカ大会。自身2度目となった1998年フランス大会で初めて背番号10を任された。だが、ベルギー代表を5大会連続の決勝トーナメント進出に導くことはできず、未勝利のまま大会を去ることとなってしまった。

 ニリス自身はグループリーグ全3試合に先発出場したものの、ゴールを挙げたのは第3戦の韓国代表戦のみだった。クラブレベルではロナウドやルート・ファン・ニステルローイらと組んで輝かしい実績を残した一方で、ベルギー代表の一員として出場したワールドカップでは通算6試合出場1得点と平凡な成績だった。

 現役引退後は古巣PSVのスカウトやFWコーチなどを務めたほか、トルコや母国ベルギーでも指導者や強化担当者として働いた。現在は日本でも馴染み深いオランダのVVVフェンロで助監督を務めている。

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