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代表 4年前

イタリア代表、歴代ストライカーの系譜。元Jリーグ戦士からクセ強めの重戦車FW、そして21世紀の悪童まで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ブラジルW杯(2014)

マリオ・バロテッリ
【写真:Getty Images】



マリオ・バロテッリ
生年月日:1990年8月12日
個人成績(2014):3試合出場/1得点0アシスト

 インテルで17歳にしてトップチームデビューを飾った神童は、才能を持て余し、素行不良の面ばかりが目立って悪童のイメージが定着したまま30歳となった。2010年南アフリカワールドカップ直後にイタリア代表デビューしたが、これまでさしたる実績を残せていない。

 チェーザレ・プランデッリ監督が率いた2010年代前半のイタリア代表ではEURO2012や2013年FIFAコンフェデレーションズカップにも参戦。しかし、2014年のブラジルワールドカップではグループリーグ初戦のイングランド代表戦で1ゴールを挙げたのみで、イタリア代表を2大会ぶりの決勝トーナメント進出に導くことはできなかった。

 この大会の後はしばらく代表から遠ざかるようになり、クラブでのキャリアも低迷していく。リバプール移籍は完全に失敗で、2度目の在籍となったミランでも輝きは戻らなかった。2016年からはフランスに活躍の場を移して復活するも、故郷のブレシアに戻った19/20シーズンも問題行動は収まらず、セリエBのモンツァへ移籍。2021年7月にはトルコのアダナ・デミルスポルと契約した。

【了】

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