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「感染者vs非感染者」のチャリティーマッチ企画したスペイン人、罰金処分へ

text by 編集部 photo by Getty Images

スペイン
【写真:Getty Images】

 スペインで、新型コロナウイルスの感染経験者のチームと非感染者のチームが対戦するというサッカーの試合を企画したSNSユーザーが警察に特定され、罰金処分を下される見通しとなった。スペイン紙『アス』などが伝えている。

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「感染者対非感染者」と題したサッカーの試合の告知がSNS上で行われているとして問題視され、スペインの警察当局は捜査を行っていた。試合は20日月曜日にスペイン北部ナバラ州で開催される予定であるとして、参加者や観戦者の募集が行われていた。

 報道によれば、「感染者」として募集されていたのは過去にウイルスに感染してすでに回復した元患者だという。試合の収益は新型コロナウイルス対策のためのチャリティーに寄付する予定だったとされている。

 すでに回復している者からの感染のリスクはないかもしれないし、試合の開催意図は善意に基づいたものだったのかもしれない。だが、ウイルス感染者が再び急増している地域で大勢を集めてのイベントを開催しようとすること自体が問題視された。

 捜査の結果、現地警察は告知を行っていた23歳のSNSユーザーを特定したとのこと。条例違反により最大3000ユーロ(約37万円)の罰金処分が科される可能性もあると伝えられている。

【了】

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