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ラツィオFW、イタリア人歴代最多得点達成。欧州得点王争いもレバンドフスキに並ぶ

text by 編集部 photo by Getty Images

チーロ・インモービレ
【写真:Getty Images】

 ラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレは、現地時間26日に行われたセリエA第36節のエラス・ヴェローナ戦でハットトリックを達成。今季の得点数を34点に伸ばし、リーグ得点王やゴールデンシュー獲得に向けて前進している。

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 今季のセリエAではインモービレと、ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドが激しい得点王争いを演じてきた。第34節の直接対決を終えた時点で両者ともに30得点で並んだが、インモービレは前節カリアリ戦でも1得点を挙げて再び単独首位に立っていた。

 26日の試合では、ユベントスが9連覇となるリーグ優勝を決めたサンプドリア戦でC・ロナウドが1得点を記録。だがインモービレはPK2本を含む3得点で今季2度目のハットトリックを達成し、C・ロナウドとの差を3点に広げた。

 この日の3得点により、インモービレは2005/06シーズンにフィオレンティーナのルカ・トーニ氏が記録した31得点などを上回り、セリエAの1シーズンにおけるイタリア人選手の最多得点記録を更新。ゴンサロ・イグアインが2015/16シーズンにナポリで記録した36得点という年間最多得点記録にもあと2点に迫っており、残り2試合で新記録達成のチャンスもある。

 “欧州得点王”に贈られるゴールデンシュー賞の争いでも、34得点でシーズンを終えていたバイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レバンドフスキに並んだ。インモービレがゴールデンシューを受賞すれば、イタリア人選手としてもセリエA所属選手としても元ローマのフランチェスコ・トッティ氏以来13年ぶりとなる。

 インモービレはラツィオ加入からの4年間でリーグ戦の通算得点数を101点とし、シルヴィオ・ピオラ氏とジュゼッペ・シニョーリ氏に続いてクラブ史上3人目となる100得点を達成。また、ヴェローナ戦での2本を含めて今季14点をPKから記録しており、イタリア『メディアセット』などによればこれは過去14年間の欧州5大リーグで最多記録だという。

【了】

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