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アーセナル、予想スタメン全選手紹介。新シーズンの幕開け、リバプールに立ち向かう若き戦士たちとは【コミュニティー・シールド】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW

ニコラ・ペペ
【写真:Getty Images】

ニコラ・ペペ(コートジボワール代表/背番号19)
生年月日:1995年5月29日(25歳)
19/20リーグ戦成績:31試合出場/5得点6アシスト


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 リールで爆発的な活躍を見せ、昨年夏に7200万ポンド(約96億7000万円)という高額な移籍金でアーセナルにやって来た。しかし、新天地1年目はプレミアリーグへの適応に苦しみ、なかなか結果を残せず。シーズン後半戦に調子を上げてきた印象は強かったが、最終的にリーグ戦5得点6アシストと、やや物足りなさが残った。

 迎える2020/21シーズンは、ニコラ・ペペにとって勝負の一年となるだろう。スピードを活かしたドリブルの鋭さや精度の高い左足のキックなどは2019/20シーズンでも随所で光っていたが、新シーズンはより「得点」という結果が求められる。まずはリバプール戦。良いスタートを切りたい。

エディ・エンケティア
【写真:Getty Images】

エディ・エンケティア(イングランド/背番号30)
生年月日:1999年5月30日(20歳)
19/20リーグ戦成績:17試合出場/3得点1アシスト(リーズ・ユナイテッド)
19/20リーグ戦成績:13試合出場/2得点0アシスト

 2019/20シーズンのアーセナルはプレミアリーグ8位に終わるなど不振に陥った。ただ、楽しみな若手選手が多く台頭した1年であったことも事実。その一人がエディ・エンケティアと言えるだろう。今年1月にレンタルからアーセナルに戻ってきた20歳のFWは、ミケル・アルテタ監督の下でリーグ戦13試合に出場するなど、存在感を示した。

 エンケティア最大の武器はオフザボールの動きだろう。スピードを活かしたDFライン裏への抜け出しを得意としており、スペース認知にも長けているため相手にとって嫌な位置へ素早く飛び込んでいける。また、守備にも献身的であり、プレスバックをサボることがない。得点力に関してはこれからといったところだが、将来が非常に楽しみなストライカーである。

ピエール=エメリク・オーバメヤン
【写真:Getty Images】

ピエール=エメリク・オーバメヤン(ガボン代表/背番号14)
生年月日:1989年6月18日(30歳)
19/20リーグ戦成績:36試合出場/22得点3アシスト

 言わずと知れたアーセナルの大エースだ。2018/19シーズンは22得点を挙げプレミアリーグ得点王に輝き、2019/20シーズンもリーグ戦22得点をマークするなど、他のクラブにとって脅威となり続けた。2019/20シーズン途中からはキャプテンも任されるなど、ますます替えの効かぬ存在となっている。

 自慢のスピードは今なお錆びついておらず、とくにカウンター時には圧倒的な破壊力を示す。ゴール前でのフリーとなる動き出しにワンチャンスをモノにする決定力の高さもワールドクラスだ。リバプール戦で最も得点を期待されているのは間違いないが、王者相手にも重要な任務を果たすことができるか。

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『フットボール批評issue29』


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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。

“新アーセナル様式”の今後を追う。

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