ポルトのセルジオ・コンセイソン監督が、練習復帰を果たした日本代表MF中島翔哉の現状についてコメントを述べた。ポルトガル紙『オ・ジョーゴ』がインタビューを伝えている。

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　昨季のリーグ戦再開後はプレーすることなくシーズンを終えた中島だが、2020/21シーズンに向けて再始動したポルトの練習についに合流。練習開始初日からしばらくは姿を見せていなかったが、先週から練習に参加していることがクラブ公式SNSやポルトガルメディアで伝えられた。

　中島が5月にチームを離れて以来、同選手の状況についてほぼ沈黙を守り続けてきた指揮官も口を開いた。「彼がここにいるのは素晴らしいチームのおかげだ。チームメートたちはナカジマが戻れるように非常に力を尽くした」と語っている。

　中島の不在は「チームにとってネガティブだった」と監督は述べ、好ましい状況ではなかったことを隠してはいない。「彼は非常に苦しんだ。精神的に好調だと感じていた時に自らの行動の結果で苦しまなければならなかった」と述べた。

「技術的には望ましい選手だ」と中島を評価しながらも、「サッカーはそれだけではない」とコンセイソン監督。「ピッチ上で努力すること、全力を尽くすことが必要だ。チーム内で自分の仕事をして、技術を発揮することができればいい。それができなければ普段出場するメンバーのレベルに届かない」と、中島に対して練習の中でより一層プレーに専念する姿勢を求めている。

　新たなシーズン開始に向けて監督への再アピールを続けていきたい中島だが、4日に行われた練習は別メニュー。「筋肉の疲労のため負荷を調整した」とクラブは発表している。

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