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サントス再加入のロビーニョ、給料は“月3万円”。異例の契約の理由は…

text by 編集部 photo by Getty Images

ロビーニョ
【写真:Getty Images】

 過去にレアル・マドリードやマンチェスター・シティ、ミランなどでプレーした36歳の元ブラジル代表FWロビーニョは、古巣であるブラジルのサントスに加入することが決定した。今季末までの5ヶ月契約で受け取る報酬は、1ヶ月あたり約3万円弱だという。

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 サントスは現地時間10日にロビーニョの再加入を発表。「再びサントスのユニフォームを着るため、ロビーニョはわずか月1500レアル(約2万8600円)の報酬での5ヶ月契約にサインすることを受け入れた」と給与額も明らかにされている。

 トルコのイスタンブール・バシャクシェヒルを退団してフリーとなったロビーニョとの契約交渉を行っていたサントスは、一旦は金銭面の厳しさを理由に獲得を断念したことを先日表明。だがその後、ロビーニョが月10レアル(約190円)という報酬でも受け入れる姿勢を示したことを会長が明らかにしていた。

 実際には10レアルという金額での契約は法的に不可能なため、1500レアルでの契約となったようだ。「サントスは経営面で厳しい状況にある。僕に全てを与えてくれたクラブを助けたい。サントスはすでに多くのものを与えてくれた。この復帰だけではまだ足りない。最低限の報酬でプレーするが、大事なのはここにいることだ」とロビーニョは加入に際してコメントしている。

 ブラジル『グローボエスポルチ』によれば、ロビーニョの契約には10試合に出場すれば30万レアル(約570万円)、15試合に出場すればさらに30万レアルというボーナスも設定されるという。それでも大物スター選手としてば異例の低額報酬となる。

 古巣のために男気を見せたロビーニョだが、必ずしも全てのファンに歓迎されているわけではないようだ。『グローボ』は、イタリア時代の性的暴行容疑で禁錮9年の判決を受けた同選手を獲得したことに対してSNS上でサントスに対する批判もあると伝えている。

【了】

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