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プレミアリーグ、チーム削減などの改革案に抗議。「ゲーム全体に有害な影響及ぼす」

text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ
【写真:Getty Images】

 プレミアリーグのチーム数を現在の20チームから18チームに削減するなどの改革案が推進されているという報道を受け、同リーグは不快感を示す声明を公式ウェブサイトに掲載した。

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 英紙『テレグラフ』が11日付で独占情報として報じたところによれば、「プロジェクト・ビッグ・ピクチャー」と名付けられたイングランドサッカーの改革案が主要クラブやEFL(イングリッシュ・フットボール・リーグ、2~4部)の間で議論されているという。トップリーグのチーム数を削減するほか、リーグカップとコミュニティ・シールド(スーパーカップ)の廃止などが改革案に含まれるとされている。

 プレミアリーグとEFLの間での収益分配方法の改定も改革案に含まれる。また、現状ではプレミアリーグにおける意思決定の可決には20クラブが1票ずつを持つ投票で14票以上が必要とされているが、いわゆる“ビッグ6”などに今まで以上の投票権を付与する形の構造改革も構想されているとのことだ。

 この改革案を特に後押ししているのはマンチェスター・ユナイテッドとリバプールだとされている。EFLチェアマンのリック・パリー氏は改革案を支持することを英国メディアに向けて表明した。

 この動きに対し、プレミアリーグは公式声明の形で反発。「全員が一緒に取り組むことが重要だ」「このような取り組みは全てのクラブと関係者が関与の機会を持てるような適切な経路を通して行われるべきだ」と述べるとともに、報じられたプランは「ゲーム全体に有害な影響を及ぼす可能性がある」と見解を示し、パリー氏が改革案を支持したことに対しても遺憾の意を表明している。

【了】

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