MF

ジョーダン・ヘンダーソン（イングランド代表／背番号14）
生年月日：1990年6月17日（30歳）
20/21リーグ戦成績：5試合出場／0得点0アシスト

　ユルゲン・クロップ監督が全幅の信頼を置くリバプール不動のキャプテンだ。持ち前のハードワークで守備面で大きく貢献でき、攻撃では正確なパスや強烈なミドルを武器に存在感を誇示。チームの緊急時にはサイドバックやセンターバックを務めることもあるなど、どこまでも頼りになる男である。

　昨季終盤に負った膝の靭帯損傷から回復したばかりだった今季序盤戦はコンディションが整っていなかったが、現在はフル出場を続けているなど完全復活。ファビーニョ不在のためアンカーを担っている。過密日程でタフなゲームが続いていくが、リーダーシップを発揮しチームを鼓舞していきたい。

ジョルジニオ・ワイナルドゥム（オランダ代表／背番号5）
生年月日：1990年11月11日（29歳）
20/21リーグ戦成績：7試合出場／0得点0アシスト

　今夏にはロナルド・クーマン監督率いるバルセロナへの移籍が噂されたが、残留。ユルゲン・クロップ監督からの評価は相変わらず高く、ここまでプレミアリーグ、チャンピオンズリーグともに全試合に出場中だ。得点やアシストこそないが、ピッチ内でのパフォーマンスはやはり光るものがある。

　とにかく運動量が豊富で、守備ではチーム全体にプレスのスイッチを入れ、攻撃ではダイナミックな飛び出しから決定機を呼び込むなど、味方のために汗をかくことを厭わない。強靭なフィジカルやここ一番で発揮する決定力の高さも大きなストロングポイント。実に万能なプレーヤーである。

カーティス・ジョーンズ（イングランド／背番号17）
生年月日：2001年1月30日（19歳）
20/21リーグ戦成績：3試合出場／0得点0アシスト

　チアゴ・アルカンタラやアレックス・オックスレイド＝チェンバレンらが負傷中で、ナビ・ケイタもここ最近は戦列を離れていた。そんな欠場者の多い中盤において出場機会を得ていたのが、地元生まれの生え抜きであり、今年7月にクラブと5年契約を結んだばかりの19歳である。

　身長185cmと大柄な若者は非凡なテクニックと縦への推進力を武器に持っており、ファイナルサードで違いを作り出すことを可能としている。負けん気が強く、積極的にオリジナリティーを発揮できる点も魅力だ。被カウンター時の対応や攻守の切り替えには改善の余地があるものの、化ける確率は十分である。