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アストン・ヴィラって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? リバプールを7発で粉砕、プレミアに旋風を起こす雑草軍団

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW

トレゼゲ
【写真:Getty Images】

トレゼゲ(エジプト代表/背番号17)
生年月日:1994年10月1日(26歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点1アシスト

 見るものをあっと驚かせるようなものは持っていないが、シンプルかつ効率的なプレーで与えられた役割を忠実にこなすウィンガーだ。アストン・ヴィラでは主に右サイドが主戦場で、攻守に献身的な働きを見せる。課題はゴールの少なさだろう。

「トレゼゲ」は顔が元フランス代表FWのダビド・トレゼゲに似ていることからついたニックネームで、本名はマフムード・アーメド・イブラヒム・ハッサン。エジプト代表では右サイドにモハメド・サラーがいるため、左サイドでのプレーが多い。

ジャック・グリーリッシュ
【写真:Getty Images】

ジャック・グリーリッシュ(イングランド代表/背番号10)
生年月日:1995年9月10日(25歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/4得点6アシスト

 超絶技巧を駆使したドリブルで相手を翻弄し、フィニッシュの局面で大きな違いをもたらすチームの絶対的な中心選手だ。昨季はリーグ最多の被ファウル数を記録したことからも、その影響力の大きさがよくわかる。今夏は多くのビッグクラブから関心が寄せられながら残留し、今年9月には契約を2025年夏まで延長してアストン・ヴィラに忠誠を誓った。

 クラブの生え抜き選手として注目されていたが、若手の頃はピッチ内のプレーよりも泥酔写真が出回るなどピッチ外での奔放さが目立つ傾向にあった。ところが2部降格時にも移籍せず、近年はリーダーとしての自覚が芽生えたのか、まるで別人のように。イングランド代表でも中心選手になりつつある。オールバックの独特な髪型と、熱くなるとすぐ頭に血がのぼる喧嘩っ早い性格は若手時代からずっと変わらない。

オリー・ワトキンス
【写真:Getty Images】

オリー・ワトキンス(イングランド/背番号11)
生年月日:1995年12月30日(24歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/6得点1アシスト

 昨季の2部チャンピオンシップ年間MVPに輝き、自身初挑戦となるプレミアリーグの舞台でも序盤戦からゴールを量産し、大ブレイク中だ。アマチュアクラブから這い上がってきた苦労人で、同じようなキャリアを歩んできたレスターのFWジェイミー・ヴァーディーと重ねられることも。

 ティエリ・アンリが少年時代からのアイドルで、「子どもの頃から大好きだった」とファンを公言するアーセナル相手に2得点を奪って3-0の勝利に貢献したことでも話題に。力強さと巧さを兼ね備えた将来有望なストライカーで、イングランド代表入りも近そう。

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