レアル・ソシエダって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? ダビド・シルバ加入で首位快走、育成と補強が最高のバランスに

現在ラ・リーガを引っ張っているのはレアル・マドリードでもバルセロナでもない。レアル・ソシエダである。イマノル・アルグアシル監督は生え抜きの若手選手たちをチームの中心に据えながら、足りない部分に外部から選手を獲得し、育成と補強のバランスが最高に噛み合ったチームを作り上げた。今季はダビド・シルバの加入も大きなニュースになったレアル・ソシエダの最新のスターティングメンバー11人をフォーメーションとともに紹介する(直近数試合のメンバーとフォーメーションを元に作成)。

2020年11月25日(Wed)6時20分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 編集部 photo Getty Images
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目次

⚫︎GK
⚫︎DF
⚫︎MF
⚫︎FW
⚫︎フォーメーション

GK

アレックス・レミロ
【写真:Getty Images】

アレックス・レミロ(元U-21スペイン代表/背番号1)
生年月日:1995年3月24日(25歳)
20/21リーグ戦成績:10試合出場/4失点


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 宿敵アスレティック・ビルバオの下部組織出身だが、トップチームではウナイ・シモンとの競争に敗れて昨夏ソシエダへ“禁断の移籍”。中盤戦から正守護神の座に定着した。高精度のフィードが武器の現代的なGKだ。

 昨季はビルドアップにおける貢献度が高い一方、セービングの安定感に不安があった。ところが今季は開幕から10試合連続でゴールマウスを守り、わずかに4失点。2点以上奪われた試合は一度もなく、クリーンシートも6試合とハイパフォーマンスを維持してチームの快進撃を最後方から力強く支えている。ベンチに控えるベテランのミゲル・アンヘル・モヤも信頼の置ける存在だ。

DF

アンドニ・ゴロサベル
【写真:Getty Images】

アンドニ・ゴロサベル(スペイン/背番号18)
生年月日:1996年8月4日(24歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点1アシスト

 昨季はホセバ・サルドゥアの後塵を拝してリーグ戦14試合の出場にとどまったが、6月の中断明けからはコンスタントに出番を得た。その勢いのまま今季も序盤から右サイドバックの主戦に定着している。

 直近のリーグ戦2試合は筋肉系の故障の影響でサルドゥアにポジションを譲っていて、今後右サイドバックの定位置争いはさらに激しくなりそう。2人ともソシエダの下部組織出身で、ポジションに穴を空けず、労を惜しまない安定感という意味でスタイルは似ている。

アリツ・エルストンド
【写真:Getty Images】

アリツ・エルストンド(元U-21スペイン代表/背番号6)
生年月日:1994年3月28日(26歳)
20/21リーグ戦成績:9試合出場/0得点0アシスト

 身長180cmと小柄だが、サイズのなさはスピードや予測能力の高さで補う。いち早く危険なスペースや選手を判断して鋭く寄せ、ボールを奪えば安全第一。いまやソシエダのセンターバックでは最も欠かせない選手の1人になった。

 トップチームに定着して7年目の古株で、生え抜きということもあってロッカールームにおけるリーダーの1人でもある。ミケル・オヤルサバルが不在の試合ではキャプテンマークを巻くことも。

ロビン・ル・ノルマン
【写真:Getty Images】

ロビン・ル・ノルマン(フランス/背番号24)
生年月日:1996年11月11日(24歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト

 フランス北部の出身で、同国2部のスタッド・ブレストでプロデビューを飾った。ソシエダにやってきたのは2016年で、ようやく昨季からトップチームの一員に。昇格1年目で主力に定着するとリーグ戦31試合に出場して一気に台頭した。

 長身でエルストンドとの補完性が高く、ビルドアップ能力も十分とチームのプレースタイルに合致する特徴を持つ。パワフルなタックルも見ものだが、球際の競り合いがやや雑で、小回りの利く相手アタッカーにあっさりかわされてしまうことも。遅咲きの部類に入るが、まだまだ伸びしろは大きい。

ナチョ・モンレアル
【写真:Getty Images】

ナチョ・モンレアル(元スペイン代表/背番号20)
生年月日:1986年2月26日(34歳)
20/21リーグ戦成績:5試合出場/1得点0アシスト

 パンプローナ出身でオサスナから飛躍した左サイドバックは、昨夏、6年半を過ごしたアーセナルを退団して故郷バスク地方に帰還した。年齢的なものもあってフル稼働は厳しくなってきているものの、出場すれば常に高いレベルで安定したパフォーマンスを保証する。

 下部組織出身の若手が多いチームにあって、スペイン代表やプレミアリーグでの経験も豊富なベテランの存在は大きい。精神的支柱、さらにプロとしての模範でもあり、プレー面でもチームを引っ張る。タイミングを心得た攻撃参加、全体のバランスを意識したポジショニング、有事にはセンターバックにも対応する守備スキルも兼ね備える。

MF

マルティン・スビメンディ
【写真:Getty Images】

マルティン・スビメンディ(U-21スペイン代表/背番号36)
生年月日:1999年2月2日(21歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト

 昨季終盤、新型コロナウイルスの影響による中断明けにイマノル・アルグアシル監督の抜てきを受けて台頭した。積極的にボールに絡み、アンカーのポジションからテンポよくパスをさばいていく。思い切りのいいプレーで中盤に勢いをもたらす存在だ。

 これまで主力だったイゴール・スベルディアは、時に人材不足のセンターバックも担う守備的なアンカーだが、スビメンディはより攻撃面の特徴が際立つタイプ。Bチーム登録のままレギュラーの座を確たるものにしつつある21歳は、市場価値もうなぎのぼり。生え抜きの多いチームでも成長ぶりは際立つ。

ポルトゥ
【写真:Getty Images】

ポルトゥ(スペイン/背番号7)
生年月日:1992年5月21日(28歳)
20/21リーグ戦成績:10試合出場/4得点2アシスト

 生え抜きの多いソシエダでは“外様”だが、ずっとそこにいたかのように違和感なくフィットしている。バレンシアの下部組織で育った攻撃のマルチプレーヤーは、ジローナの降格にともなって昨夏ソシエダへ加わった。

 足もとのテクニックよりも、タフさや鋭さで違いを生み出す。今季もリーグ戦10試合で6つのゴールに絡んでおり、先発でも途中出場でも、すぐ目の前の状況に適応して結果を残せる仕事人。右ウィングの位置から積極的にゴール前に飛び込み、逆サイドのオヤルサバルのクロスに合わせてゴールネットを揺らすのが十八番の形だ。

ミケル・メリーノ
【写真:Getty Images】

ミケル・メリーノ(スペイン代表/背番号8)
生年月日:1996年6月22日(24歳)
20/21リーグ戦成績:9試合出場/1得点2アシスト

 ボルシア・ドルトムントやニューカッスルでは苦しんだ特大の才能が、ソシエダで花開いた。常に相手陣内の危険なスペースを狙い、テンポよく周りと絡みながらパスの中継点となり、決定的なチャンスを演出する。

 昨季はマルティン・ウーデゴーを支え、今季はダビド・シルバという新しい相方とともに好発進を切った。パス本数やボール奪取数の多さは、メインキャストをサポートするボックゥ・トゥ・ボックスのMFとして一流な証拠。9月にはスペイン代表デビューも果たした。

ダビド・シルバ
【写真:Getty Images】

ダビド・シルバ(元スペイン代表/背番号21)
生年月日:1986年1月8日(34歳)
20/21リーグ戦成績:9試合出場/1得点2アシスト

 昨季限りでマンチェスター・シティを退団。今夏はセリエAのラツィオ移籍が決まりかけていたが、急転直下でソシエダへ。10年ぶりのスペイン復帰だが、魔術師的なテクニックと絶大な影響力に錆つきはない。

 ポジショニングやちょっとしたパスの工夫で周りを動かせる稀有な選手。中盤から巧みにボールを引き出し、次々と危険なところにパスを刺していく様は痛快だ。全盛期に比べれば運動能力こそ落ちているものの、チャンスメイク力や閃き、アイディアはいまだに世界トップクラス。

ミケル・オヤルサバル
【写真:Getty Images】

ミケル・オヤルサバル(スペイン代表/背番号10)
生年月日:1997年4月21日(23歳)
20/21リーグ戦成績:10試合出場/6得点2アシスト

 スペイン代表でも中心選手になりつつあり、ソシエダのエースとして貫禄すら感じる。23歳とは思えない落ち着きでゲームキャプテンも担い、崩しとフィニッシュの局面で圧倒的な違いを生み出す存在になった。

 左サイドからカットインしてのシュートやラストパスが十八番だが、わかっていても止められない。今季は10試合ですでにリーグ戦6得点2アシストを記録していて、昨季の10得点11アシストを軽々と上回っていきそう。底知れぬポテンシャルを秘めた大黒柱だ。

FW

ウィリアン・ジョゼ
【写真:Getty Images】

ウィリアン・ジョゼ(元ブラジル代表/背番号9)
生年月日:1991年11月23日(29歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/2得点0アシスト

 昨季まで4シーズン連続のリーグ戦二桁得点を達成していた安定感抜群のストライカーだが、今季は序盤戦を新型コロナウイルス感染の影響で欠場。夏にはトッテナムへの移籍も取りざたされてファンの反感を買った。

 昨季終盤から存在感を増す21歳のアレクサンデル・イサクにやや押され気味ではあるが、ポジションを守れるだろうか。フィニッシュパターンが豊富で、ペナルティエリア内なら右足でも左足でも頭でも正確なシュートを枠に飛ばす。相手のディフェンスラインと駆け引きして味方にスペースを作り、前線のポスト役としても機能する、常に信頼の置けるストライカーだ。

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