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アーセナル、不振が続く。ウルヴズに敗れて3試合勝利なし。得点力不足も変わらず

text by 編集部 photo by Getty Images

ダビド・ルイス
【写真:Getty Images】

【アーセナル 1-2 ウルヴァーハンプトン プレミアリーグ第10節】

 プレミアリーグ第10節のアーセナル対ウルヴァーハンプトンが現地時間29日に行われた。試合は2-1でアウェイのウルヴァーハンプトンが勝利した。

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 リーグ戦直近5試合でわずか1勝と苦しんでいるアーセナルは試合開始時点で14位。勝ち点1差で11位のウルヴァーハンプトンをホームに迎えた。

 試合は開始直後に事故が発生。アーセナルがCKを得て右からクロスボールを入れてダビド・ルイスが飛び込むと、ラウール・ヒメネスと頭同士で激突。ダビド・ルイスは頭部から出血し、処置をして立ち上がったが、より深刻だったのはラウール・ヒメネス。倒れたまま意識もなかったようで、ピッチ上で治療を受けてストレッチャーで運ばれている。

 長い中断のあとでスコアを動かしたのはウルヴァーハンプトン。27分、右からのクロスにデンドンケルがヘディングで合わせると、クロスバーに当たってこぼれたボールをネトが押し込んだ。

 アーセナルはその3分後、CKからショートコーナーを使ってウィリアンがクロス。ガブリエウが競り勝ってすぐさま同点とした。

 しかし42分、ウルヴァーハンプトンが勝ち越しに成功。ネトのシュートをGKが弾いたこぼれ球をポデンセがうまく詰めて2-1で折り返した。

 1点を追うアーセナルは、後半のスタートからダビド・ルイスを下げてホールディングを投入。65分にはウィリアンに代えてネルソンを、80分にはジャカに代えてラカゼットを投入するも、ゴールは奪えず。

 結局最後まで追いつけなかったアーセナルは、1-2で敗戦。リーグ戦3試合勝利なしで、不振を抜け出せずにいる。

【得点者】
27分 0-1 ネト(ウルヴァーハンプトン)
30分 1-1 ガブリエウ(アーセナル)
42分 1-2 ポデンセ(ウルヴァーハンプトン)

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【了】

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