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低調アーセナル、過去39年でワースト成績。マンUレジェンドは「残留できる」と皮肉も

text by 編集部 photo by Getty Images

アーセナル
【写真:Getty Images】

 アーセナルは現地時間29日に行われたプレミアリーグ第10節の試合でウォルバーハンプトンと対戦し、ホームで1-2の敗戦に終わった。10試合を終えて14位と低迷が続いている。

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 前半に先制点を奪われたあとすぐに同点としたアーセナルだが、42分にも再び失点。後半にも反撃ならず、ホームでのリーグ戦は3連敗となった。

 ここまで10試合で4勝1分け5敗と黒星先行になったアーセナルの勝ち点はわずか13ポイント。英『BBC』などによれば、10試合時点の成績としては過去39年間でのクラブワースト記録だという。

 今季より低調なスタートを切った最後の例は1981/82シーズンであり、10試合を終えた時点で3勝3分け4敗の勝ち点12だった。だがその後は調子を上げ、アーセナルは最終的にこのシーズンを5位の成績で終えている。

 1992年のプレミアリーグ創設以降では1994/95シーズンの12位が最も低い最終順位であり、このままではワースト記録更新の恐れもある。マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるロイ・キーン氏は英『スカイ・スポーツ』で、アーセナルには「残留できるだけの十分な力があると思う」と皮肉を込めてコメントしている。

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なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。

“新アーセナル様式”の今後を追う。

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【了】

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