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チェルシーに嬉しい誤算? ほぼ構想外だった男の逆襲。ファーストタッチでゴールを決めたのは…

text by 編集部 photo by Getty Images
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【写真:Getty Images】

【チェルシー 2-0 アトレティコ・マドリード CLラウンド16・2ndレグ】

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、チェルシー対アトレティコ・マドリードが現地時間17日に行われ、2-0でチェルシーが勝利した。連勝したチェルシーは、準々決勝に駒を進めている。

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 チェルシーは1-0で勝利した1stレグから5人を変更。立ち上がりこそアトレティコが試合のペースを握ったが、その後はチェルシーが押し込む時間が増えていった。34分にハキム・ツィエクのゴールでチェルシーが先制すると、そのまま試合は終盤へと突入した。

 チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は後半アディショナルタイムに2枚の交代カードを切る。マルコス・アロンソとカイ・ハフェルツを下げ、エメルソンとベン・チルウェルを投入。アトレティコが逆転突破を決めるためには2得点が必要で、チェルシーは試合をクローズさせるために2人を投入した。

 すると、この直後に試合が動いた。途中出場のクリスティアン・プリシッチがカウンターでボールを運ぶと、左にラストパスを送る。これを受けたエメルソンが左足を振り抜くと、ボールはゴールネットに吸い込まれた。

 直前に投入されたエメルソンにとって、ゴールシーンがこの試合のファーストタッチだった。再開からまもなく試合は終了。エメルソンのこの試合唯一のボールタッチが、チェルシーの準々決勝進出を決定づけるゴールとなった。

 2018年1月にローマから加入したエメルソンは、ここまでチェルシーで公式戦66試合に出場している。しかし、1月に就任したトゥヘル監督の下では出番が与えられず、それ以降の出場はFAカップの1試合のみに留まっていた。

 チェルシーにとってはうれしい誤算だろう。構想外に近い状態だったエメルソンは、わずかなチャンスで結果を残した。望外のゴールは、エメルソンが出場機会を増やすきっかけにならないとは言いきれない。

【了】

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