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オランダ王者アヤックスに眠る若きMFが凄い。わずか25分間の出場で記録した断トツの数字とは【EL】

text by 編集部 photo by Getty Images

モハメド・クドゥス
【写真:Getty Images】

【ヤング・ボーイズ 0-2 アヤックス ヨーロッパリーグ・ラウンド16 2ndレグ】

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 ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16の2ndレグ、ヤング・ボーイズ対アヤックスが現地時間18日に行われ、0-2でアウェイチームが勝利。この結果、2戦合計スコア5-0としたアヤックスが準々決勝進出を決めている。

 1stレグ同様、オランダ王者はヤング・ボーイズを大いに苦しめた。20分という早い時間にダビド・ネレスがファーストゴールを奪うと、その後も大きく流れを渡すことなく、後半早々にはドゥシャン・タディッチがPKをモノに。そして、相手には最後まで得点を許すことなく、2試合続けての完封勝ちとなった。

 データサイト『Who Scored』によるこの日のMOMはラヤン・フラーフェンベルフ。チーム最多となる73回のタッチ数を記録し、パス成功率は91%と抜群の安定感を誇った。また、先制弾のネレスには「7.7」というレーティングが与えられており、PKを沈めたタディッチは「7.3」だった。

 なお、『Opta』によると、タディッチは2018年からの欧州主要大会(予選を除く)で11得点11アシストを記録。同期間でこれより多く得点に関与したのはロベルト・レバンドフスキ、リオネル・メッシ、ブルーノ・フェルナンデス、キリアン・ムバッペの4人のみとなっているようだ。

 そんなスタメン組に負けじと輝きを放ったのが、20歳モハメド・クドゥスである。65分にダレイ・ブリントとの交代でピッチに入った同選手は、積極的にボールに絡み、中盤を活性化。わずか25分の出場でタックル成功数2回、インターセプト1回を記録し、ドリブル成功数はなんと断トツの5回に上った。レーティングは控え選手唯一の7点超えとなっている。

 今季デンマークのノアシェランからやって来たクドゥスは、将来を有望視されている選手の一人。フィジカルは平均的だがボール奪取能力が抜群に高く、アフリカ人選手特有の身体能力を活かした縦への推進力は目を見張るものがある。今後、覚えておいて損はない若手と言っていい。

 かつてズラタン・イブラヒモビッチやクリスティアン・エリクセンを発掘した敏腕スカウトマンのジョン・スティーン・オルセン氏もクドゥスの才能は高く評価している。若きガーナ人MFがイブラヒモビッチやエリクセンのようにアヤックスから世界へと羽ばたく日が来るのか、楽しみに待ちたい。

【了】

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