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ストイコビッチ監督、C・ロナウドのノーゴール判定に複雑な表情「審判のミスもサッカーの一部」

text by 編集部 photo by Getty Images

ドラガン・ストイコビッチ
【写真:Getty Images】

 2022年カタールワールドカップ欧州予選グループA第2節のセルビア代表対ポルトガル代表戦が現地時間27日に行われ、2-2のドローに終わった。この試合では、終了間際にポルトガルのFWクリスティアーノ・ロナウドに対して下されたノーゴール判定が大きな騒動に発展している。

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 2-2の同点で迎えた後半アディショナルタイム、C・ロナウドのシュートはセルビアのDFに掻き出される前にゴールラインを越えたようにも見えたが、判定はノーゴール。副審への抗議でイエローカードも受けたC・ロナウドは、キャプテンマークをピッチに叩きつけて怒りをあらわにしていた。

 セルビア代表を率いるピクシーことドラガン・ストイコビッチ監督も、判定についての見解を求められた。ポルトガル紙『レコルド』などが試合後の会見でのコメントを伝えている。

「審判の判定については、有利なものであれ不利なものであれコメントはしない。審判のミスもサッカーの一部だと考えるべきだ。問題の場面はよく見えなかった。リプレイを見たあとならコメントできるだろう」とストイコビッチ監督は、判定が正当であったかどうかについて明言は避けた。

 試合自体については一定の手応えを感じている様子だ。「クリスティアーノ・ロナウドは最高の選手の一人だが、特別な対策を取ったわけではない。ベルナルト・シウヴァもピッチ上で違いを生む選手だ。全体的にはロナウドのプレーをある程度抑えることができたと思う」と語っている。

 今月からセルビア代表を率い始めたストイコビッチ監督は、初戦でアイルランド代表に3-2の逆転勝利を収めたのに続いて、グループ首位の最有力候補であるポルトガルとドロー。判定が物議を醸したとはいえ直接のライバルとなる2チームから1勝1分けをもぎ取り、ある程度順調なスタートを切ることに成功している。

【了】

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