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今季16点の浅野拓磨、ダービーの大一番で期待されるのはゴールよりも「守備」?

text by 編集部 photo by Getty Images

浅野拓磨
【写真:Getty Images】

 セルビア・スーパーリーグ第30節のレッドスター・ベオグラード対パルチザン・ベオグラード戦が現地時間7日に行われる。パルチザンの日本代表FW浅野拓磨に対し、現地メディアは守備面でも重要な役割を果たすことを期待しているようだ。

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 セルビアを代表する首都の2大クラブであるレッドスターとパルチザンは、両チームともにリーグ戦17連勝中という驚異的な状況でダービーマッチの大一番を迎える。29試合で27勝2分けという完璧に近い成績のレッドスターが首位を走っているのに対し、序盤戦に取りこぼしの目立った2位パルチザンは17連勝を収めながらも9ポイントの勝ち点差を縮めることができていない。

 奇跡の逆転優勝に望みを繋ぐため、パルチザンにはアウェイであってもダービーマッチの勝利が至上命題。今季チーム最多の16得点を挙げ、リーグ得点ランキング2位にも位置している浅野には、当然ながらゴールが期待されることになる。

 だがセルビアメディア『Mozzartsport』は、「パルチザンの浅野は攻撃より守備に必要」と題した記事で試合をプレビュー。浅野のプレーする左サイド、レッドスターの右サイドからの攻撃が脅威となることもあり、守備面での働きが重要になるという見通しを示している。

 浅野は持ち味のスピードを活かし、サイドで守備に戻ってDFを助けるプレーでも大きな貢献を果たしていると評されている。今季の浅野の得点数は多いが先制点は少ないというデータからも、まずはレッドスターの攻撃を食い止めることに注力し、得点を奪う仕事はチームメートに任せるというプランが想定されている。

 もちろん、チーム得点王としてゴールが期待されることにも変わりはない。これまで出場した3回のベオグラードダービーで2アシストを記録している浅野だが、「今回こそはゴールも決める時かもしれない」と現地メディアは述べている。

【了】

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