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20/21サッカー選手能力値ランキング36位。DFダビド・アラバ(バイエルン)

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

36位:CBもMFもできる現役最高のマルチロールSB

ダブド・アラバ 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】

DF:ダビド・アラバ(バイエルン)
生年月日:1992年6月24日(28歳)
19/20リーグ戦成績:28試合1得点1アシスト
市場価値:5500万ユーロ(約66億円)


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 ダビド・アラバは攻守においてハイレベルなユーティリティープレーヤーだ。本職は左サイドバックだが、オーストリア代表ではMFとして起用されることが多い。昨季はチーム事情からセンターバックとして、UEFAチャンピオンズリーグを制覇したチームに貢献している。現役最高のマルチロールと言っていいだろう。

 どこで起用されても高いパフォーマンスを発揮できる「IQ」の高さが魅力だ。サイドバックではタイミングの良い攻撃参加から精度の高いクロスを送るだけでなく、インサイドに絞って中央での崩しに参加することもできる。ペップ・グアルディオラ監督がバイエルン・ミュンヘンの指揮を執っていた頃、「アラバロール」と呼ばれこの動きは世界へ普及した。

 MFとしてプレーできるように足下の技術が高く、プレースキックでは精度の高いボールを蹴る。「76」という「空中戦」の数値はセンターバックとしては心許ないが、ハイラインを敷くバイエルンではその弱点がさらされる機会はそこまで多くない。あらゆる面でそつがなく、完成されたプレーヤーである。

【了】

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