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モウリーニョ解任に繋がったトッテナムの“勝負弱さ”。逆転負けや追いつかれてのドロー相次ぐ

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
【写真:Getty Images】

 トッテナムは、トップチームを率いていたジョゼ・モウリーニョ監督の解任を19日に発表した。今季プレミアリーグは残り6試合のみとなり、カラバオ・カップ(リーグ杯)決勝も今週末に控えているが、シーズン終了を待たずに解任を決断することになった。

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 今季開幕戦ではエヴァートンに敗れたとはいえ、その後はゴールを量産するハリー・ケインとソン・フンミンのFWコンビの活躍などで一時はプレミアリーグ首位にも立っていたトッテナム。だが好調は長続きせず、現在は7位に位置している。

 今季のトッテナムが勝つべき試合で勝てなかったことはデータにも表れている。英『BBC』などが伝えるところによれば、トッテナムは今季「リードした状況から失った勝ち点」が計20ポイントを数え、これはリーグ最多の数字だという。

 ここまで引き分けが8回あるトッテナムだが、0-0の1試合を除く7試合は全て一旦はリードしながらも追いつかれる展開だった。第5節のウェスト・ハム戦では、前半16分までに3-0のリードを奪いながら終盤の3失点で3-3のドローに持ち込まれたこともあった。

 先制点を奪ったあと逆転で敗れた試合も2回。しかもノースロンドンダービーのアーセナル戦、モウリーニョ監督の古巣でもあるマンチェスター・ユナイテッド戦という絶対に負けたくない2試合で逆転負けを喫している。

 そのアーセナル戦とユナイテッド戦も含めて、直近5試合は全て一旦はリードを奪う展開だったが、そのまま勝てたのは1試合のみ。リードを守りきれずに敗れたり引き分けたりする試合の繰り返しはサポーターにとってもフラストレーションの溜まるものであり、クラブ首脳陣にとっても我慢の限界に達したようだ。

【了】

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