【ナポリ 5-2 ラツィオ　セリエA第32節】

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　セリエA第32節、ナポリ対ラツィオが現地時間22日に行われており、ホームチームが5-2と大勝。53分には芸術的なゴールも誕生している。

　チャンピオンズリーグ（CL）出場圏に入るために何としても勝利が欲しかったジェンナーロ・ガットゥーゾ監督率いるナポリは、7分という早い時間に先制。コスタス・マノラスの顔面にセルゲイ・ミリンコビッチ＝サビッチの足が当たったとしてPKが与えられ、これをロレンツォ・インシーニェが沈めた。

　リードを得たナポリはその5分後にマッテオ・ポリターノがゴールを奪いリードを2点に拡大。そのまま前半45分間を終えている。

　迎えた53分、ナポリは芸術的なゴールでラツィオをさらに突き放す。決めたのはクラブの象徴的選手とも言えるインシーニェだ。

　ラツィオに押し込まれたナポリだが何とか耐えカウンターを発動すると、インシーニェがドリブルで敵陣へ侵入。サイドを上がってきたエルセイド・ヒサイに一度ボールを預けリターンを受けると、キックフェイントで相手を交わし、フワッとボールを浮かせたコントロールショットを放つ。これがゴール右隅に突き刺さった。ベテランGKホセ・マヌエル・レイナは懸命に手を伸ばしたが、ノーチャンスだった。

　ナポリはその後、ドリース・メルテンスも素晴らしいゴールを決め4-0に。以降ラツィオに2点を奪われたが、最後にヴィクター・オシムヘンがゴールネットを揺らし、貴重な勝ち点3を手に入れている。

　PKとビューティフルゴールを決めたインシーニェはこれで今季リーグ戦17得点目。ナポリ加入後のキャリアハイは18得点（2016/17シーズン）となっているため、今季それを更新する可能性が高そうだ。いずれにしても、CL出場権確保のためまだまだ「クラブの象徴」の力は必要となる。