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C・ロナウド、終盤の劇的2ゴールで復活。史上初の“英西伊得点王”へ大きな前進

text by 編集部 photo by Getty Images

クリスティアーノ・ロナウド
【写真:Getty Images】

 イタリア・セリエA第34節のウディネーゼ対ユベントス戦が現地時間2日に行われ、アウェイのユベントスが2-1で勝利を収めた。FWクリスティアーノ・ロナウドはチームの全2得点を挙げて勝利に貢献している。

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 この試合の開催に先立ち、アタランタがサッスオーロと引き分けた時点で首位インテルのセリエA優勝が決定。9連覇に終止符を打たれたユベントスは、メディアやサポーターがインテルの久々の優勝に盛り上がる裏で「ひっそりと」試合を行う形となった。

 だが優勝は逃したとはいえ、ユベントスにとっては4位以内での来季チャンピオンズリーグ出場権確保に向けて残りの試合全てが重要。前半10分に先制を許してそのまま終盤を迎える苦しい展開となったが、83分にC・ロナウドのPKで同点とすると、最後は89分に再びエースがヘディングで劇的決勝点を奪った。

 C・ロナウドは前節まで、欠場した1試合を含めて4試合連続の無得点。低調なパフォーマンスにより不安や批判の声も高まっていた状況だったが、チームを劇的逆転勝利に導く2得点は周囲の騒音を沈黙させることになりそうだ。

 これでC・ロナウドは今季の得点数を27点に伸ばし、2位につけるインテルのFWロメル・ルカクと6点差。残り4試合での得点王獲得に大きく前進を遂げた。

 このまま得点王に輝いたとすれば、いわゆる欧州5大リーグのうち3つで得点王という史上初の快挙を達成することになる。イタリア、スペイン、イングランド、ドイツ、フランスのうち2つのリーグで得点王に輝いた選手はC・ロナウド自身を含めて数人いるが、3リーグでの得点王経験者は存在しない。

 C・ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドで2008年にプレミアリーグ得点王となり、レアル・マドリードではリーガ得点王3回。イタリア移籍1年目は21得点でランキング4位となり、昨季は31得点を挙げながらもラツィオのチーロ・インモービレ(36点)に及ばなかった。今季こそはセリエA得点王にも手が届くかもしれない。

【了】

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