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世界最高の右サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング1位~5位。マンCで覚醒した男、レアル不動の存在は何位?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:攻守に穴の少ないレアル不動のSB

ダニエル・カルバハル 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】

DF:ダニエル・カルバハル(スペイン代表/レアル・マドリード)
生年月日:1992年1月11日(29歳)
市場価格:4000万ユーロ(約48億円)
19/20リーグ戦成績:31試合出場/1得点6アシスト

 8年前、レアル・マドリードがレバークーゼンで活躍していた下部組織出身者ダニエル・カルバハルを買い戻したことは正解だった。今や同選手は、スペイン国内だけでなく、世界屈指のサイドバックとなったのだから。マドリーが前人未到のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇などを果たす上で、なくてはならない存在だったことは誰の目にも明らかだろう。

 カルバハルはSBとしての完成度が非常に高い選手だ。1対1で簡単に負けることがなく、確実にピンチの芽を潰すカバーリングの質もハイレベルと申し分ない「守備力」が備わっており、90分間サイドを上下動できるスタミナも兼備。マドリーという世界有数のビッグクラブにおいて安定感あるプレーを継続できる「メンタル」の強さも見逃せないポイントだ。

 スペイン人らしく足元の「テクニック」にも優れており、ビルドアップへの参加をまったく苦にしていない。タイミングの良いオーバーラップから繰り出すラストパスやクロスの精度も十分なものがあると言える。また、若手時代から目立っていたボールを持った際の縦への推進力は29歳となった今も健在。タッチライン際だけでなく、より人が密集するピッチの内側でも恐れずボールを扱い攻撃に厚みをもたらせる点は、見事と言えるだろう。

 と、攻守にほぼ穴のないカルバハルだが、大きなウィークポイントがある。それが、怪我の多さだ。事実、1シーズンでラ・リーガ30試合以上に出場したのはこれまで3回しかない。主力選手としてはやはり少ない数字だ。継続性があれば、間違いなく完璧なSBなのだが…。

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