3位：プレミア屈指の攻撃的SB

DF：リカルド・ペレイラ（ポルトガル代表／レスター）
生年月日：1993年10月6日（27歳）
市場価格：3200万ユーロ（約38.4億円）
19/20リーグ戦成績：28試合出場／3得点2アシスト

　母国ポルトガルでプレー経験を重ねたリカルド・ペレイラは、2018年にレスターへとやって来た。加入1年目でレギュラーの座を掴むと、いきなりクラブ年間最優秀選手に選出。2年目も変わらず主力として、プレミアリーグ屈指のダークホースを支えた。今季は昨季終盤に負った膝靭帯の怪我による影響で出遅れたが、復帰後はコンスタントにピッチに立っている。

　若手時代にウイングを担っていたR・ペレイラは、プレミアリーグ屈指の攻撃的サイドバックだ。とくにインナーラップを得意としており、味方と連係しながら攻撃のグレードを高めることはお手の物。個人での打開力も非凡で、足元の技術がしっかりしているため「スピード」を維持したまま「ドリブル」してもコントロールが乱れず、スルスルと敵陣深くに侵入できる。そのまま単独でフィニッシュに持ち込んでしまうことも珍しくない。

　攻撃的SBだからといって「守備力」が低いわけではない点も魅力。身長175cmと大柄なタイプではなく「空中戦」で強さは活きないが、マーカーを自由にさせない粘り強さがあり、タックルの鋭さと強度に関してはプレミアリーグ1、2位を争うといっても過言ではない。被カウンター時のプレスバックやボールリカバリーといった部分も見事だ。

　上でも少し触れた通り「空中戦」では強さを発揮できないR・ペレイラだが、その他に大きく数値を落とした項目はなかった。右サイドバック能力値ランキングの3位は、決して不思議な結果ではないだろう。