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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング1位~5位。文句なしの堂々トップに輝いたのはあの男!(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:攻守に文句なし! 堂々のトップ

アンドリュー・ロバートソン 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】

DF:アンドリュー・ロバートソン(スコットランド代表/リバプール)
生年月日:1994年3月11日(26歳)
市場価格:7500万ユーロ(約90億円)
19/20シーズンリーグ戦成績:36試合出場/2得点12アシスト

 左サイドバック能力値ランキングの1位に輝いたのは、スコットランド代表のアンドリュー・ロバートソンだ。かつて4部リーグでもプレーしていた男は2017年に名門リバプールへ渡ると、ユルゲン・クロップ監督の下で劇的に進化。クラブのプレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献するなど、今や世界最高峰のSBとなった。

 ロバートソンは負けん気の強い性格で、とにかく粘り強く戦って相手に簡単に突破を許さない。過去には相手GKまでプレッシャーを与えに行くこともあったなど、運動量&積極性ともに十分で、90分間ハードワークを怠ることが決してない。クロップ監督が求めるインテンシティーの高いサッカーを繰り広げる上で、タフに振る舞えるロバートソンのような存在は不可欠なものとなっている。

 味方がボールを奪えば待ってましたとばかりにスプリントし、左サイドを一気に駆け上がる。もちろん、ただ前線に厚みを加えるだけではない。この男の左足から放たれるクロスなどはまるで芸術作品のように質が高く、どんなに堅いブロックをもジェンガのように一瞬で崩してしまう。そしてその左足で、自らフィニッシュに持ち込むことも。リバプールおいてロバートソンはタフに戦えるだけのDFではなく、崩しの局面における重要なピースにもなっている。

「攻撃力」に「守備力」、「スピード」、「フィジカル」など、「空中戦」以外すべての能力で平均値以上を叩き出したロバートソン。まさに攻守において大きな穴がない同選手は、世界最高の左SBと言える。堂々の1位選手となった。

【了】

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