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メッシの契約延長には“犠牲”が必要…バルセロナ、人件費カットへ放出候補は?

text by 編集部 photo by Getty Images

リオネル・メッシ
【写真:Getty Images】



 バルセロナはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシをチームに引き留めるため、数人の主力選手の売却を余儀なくされることになるかもしれない。スペイン『マルカ』など複数メディアが伝えている。

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 今月末で満了するバルセロナとの契約を延長しないままチームを離れ、コパ・アメリカ2021(南米選手権)へ向かったメッシ。あと4日で契約満了を迎えてフリーとなるが、クラブとの間では新たな契約に向けた交渉も進展しているとみられている。

 だが現状ではバルサはリーグの定めたサラリーキャップの限度を超過しており、メッシと新たな契約を交わすためには給与総額の大幅な削減が必要。リーガのハビエル・テバス会長も先日クラブに向けて警告を発していた。

 ジョアン・ラポルタ会長が語ったところによれば、バルセロナは給与総額を1億ユーロ削減しても4分の1の2500万ユーロしか新たな枠を認められないという。スペイン『RAC1』は、メッシとの契約を延長するためには2億ユーロ(約264億円)の給与総額削減が必要になるという見通しを示している。

 バルセロナは来季に向けてFWセルヒオ・アグエロ、DFエリック・ガルシア、DFエメルソン、FWメンフィス・デパイの獲得を決めており、現状では給与総額はむしろ増加すると考えられる。今後は大幅に選手を整理する必要がありそうだ。

 クラブはロナルド・クーマン監督の構想外の選手、特に給与の高い選手の売却を積極的に進める考えだとみられる。MFフィリッペ・コウチーニョ、MFミラレム・ピャニッチ、FWマルティン・ブライトバイテ、DFサミュエル・ユムティティなどが放出候補として予想されている。

【了】

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