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世界最高の右ウイングは誰だ! サッカー選手RWG能力値ランキング16位~20位。両足使えて足も速い魅力的な存在とは?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

17位:プロビンチャのエース

ベラルディ21
【写真:Getty Images】



FW:ドメニコ・ベラルディ(イタリア代表/サッスオーロ)
生年月日:1994年8月1日(26歳)
市場価格:3500万ユーロ(約42億円)
20/21リーグ戦成績:30試合出場/17得点8アシスト

 サッスオーロの下部組織出身で、2012年のトップチームデビュー以降、同クラブ一筋のキャリアを歩んでいる。やや数字を残すことに苦労したシーズンもあったが、近年はその凄みを取り戻していて、在籍9年目の2020/21シーズンはキャリアハイとなるリーグ戦17得点をマークした。アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドなど、ビッグクラブからの噂も絶えない。

 左足のキック精度の高さが大きな武器で、チャンスメーク能力に関してはウインガーの中でもトップレベルにあると言えるだろう。確実にボールを持ちながらタイミングをうかがい、味方選手に鋭いラスト「パス」や正確なクロスをバンバンと送り込んでくる。事実、26歳のレフティーは過去に三度、リーグ戦で二桁アシストを記録している。

 そのキック精度の高さは、非凡な得点力を支える要因の一つにもなっている。狙いを定めたコースへ確実にボールを飛ばし、鮮やかにゴールネットを揺らすことが非常に多い。また、「テクニック」の高さもこの男を語る上では見逃せないポイント。何度も切り返して相手を翻弄するプレーは、もはやドメニコ・ベラルディという選手の代名詞と言ってもいいかもしれない。

 一方で「スピード」と「フィジカル」が凡庸で、WGながら単独での突破力に関してはあまり高くない。そのため、「ドリブル」の数値も大きくは伸びなかった。タイプ的にはトップ下というポジションが一番似合うのかもしれない。

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