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世界最高の右ウイングは誰だ! サッカー選手RWG能力値ランキング16位~20位。両足使えて足も速い魅力的な存在とは?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。

20位:スピード自慢の「チャッキー」

ロサノ21
【写真:Getty Images】

FW:イルビング・ロサーノ(メキシコ代表/ナポリ)
生年月日:1995年7月30日(25歳)
市場価格:4500万ユーロ(約54億円)
20/21リーグ戦成績:32試合出場/11得点4アシスト


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 メキシコ代表として出場した2018年のロシアワールドカップで評価を高めた「チャッキー」は、2019年の夏にナポリへ加入し欧州5大リーグ初上陸を果たした。1年目は期待外れに終わり批判の的となっていたが、2年目の2020/21シーズンはセリエAで11得点を叩き出すなど、水を得た魚のように躍動。再び評価を高めることになった。

 そんなイルビング・ロサーノの最大の武器と言えば、やはり「スピード」だ。ロシアW杯・ドイツ代表戦で奪ったゴールが証明すると通り、とくにカウンター時は凄まじい威力を発揮する。また、その速さを活かした「ドリブル」もストロングポイント。派手なフェイントは全くと言っていいほど使わないが、緩急だけで相手を抜き去ることを可能としている。

 身長175cmと大柄な選手ではないが、右足から放つシュートはパンチ力が抜群。また、以前は足元でボールを受けたがることが多かったが、ナポリではオフ・ザ・ボールの動きも着実に磨かれている。そして、自慢の快速を活かしてしっかりとプレスバックするなど、守備の貢献度も年々アップ。脚光を浴びた3年前より、多くの魅力を持つようになっているのは明らかだ。

 課題は「パス」精度だろうか。味方をうまく使うシーンはあまり多くなく、クロスの質もそこまで高いとは言えない。今後、ここが伸びればさらに恐ろしいウインガーになるだろう。

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