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イタリア代表を優勝に導く殊勲の同点弾。ベテランDFが達成した3つの新記録とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

レオナルド・ボヌッチ
【写真:Getty Images】


 ユーロ2020(欧州選手権)決勝のイタリア代表対イングランド代表戦が現地時間11日に行われ、1-1からPK戦3-2で勝利を収めたイタリアが優勝を飾った。同点ゴールを挙げたイタリア代表のDFレオナルド・ボヌッチは、この試合で少なくとも3つの新記録を達成している。

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 開始からわずか2分でイングランドに先制を許す苦しい展開となったイタリアだが、67分にはポストに当たったこぼれ球をボヌッチが押し込んで値千金の同点ゴール。そのまま1-1で延長戦まで120分間を終えたあと、最後はPK戦で激戦を制した。

 ボヌッチはこの試合に出場した時点で、イタリア代表のユーロ最多出場記録を更新。2012年大会と2016年大会にも参加していたボヌッチは通算18試合目の出場となり、GKジャンルイジ・ブッフォンの17試合を上回った。

 さらにゴールも挙げたことで、ユーロ決勝における最年長ゴール記録も大幅に更新した。ボヌッチは決勝の時点で34歳67日。1976年大会決勝でゴールを挙げた当時30歳だった西ドイツ代表のベルント・ヘルツェンバイン氏の記録を約4年も塗り替えている。ワールドカップを含めても、1958年決勝当時35歳だったスウェーデン代表のニルス・リードホルム氏に次いで欧州歴代2位の記録となった。

 また、ボヌッチのゴールを含めてユベントス所属選手の今大会での得点は計12ゴール。ユーロの出場チームが増加した影響もあり、1クラブの所属選手がユーロ1大会で決めたゴール数の最多記録となった。ポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドが5ゴールで得点王に輝いたほか、スペインのアルバロ・モラタが3点、イタリアのフェデリコ・キエーザが2点、ウェールズのアーロン・ラムジーが1点を挙げている。

【了】

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