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「レベルアップはしているけど、それ以上に世界の進化が…」 高倉麻子監督、なでしこ敗因語る【東京五輪女子サッカー】

text by 編集部 photo by Getty Images

高倉麻子
【写真:Getty Images】



【なでしこ 1-3 スウェーデン 東京五輪・準々決勝】

 東京五輪(東京オリンピック)女子サッカー準々決勝のなでしこジャパン(日本女子代表)対スウェーデン女子代表戦が30日に行われ、なでしこジャパンは1-3で敗れる結果に終わった。高倉麻子監督が試合を振り返ってコメントしている。

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 優勝候補の強豪スウェーデン相手に早々と先制を許しながらも、田中美南のゴールで一旦は同点に追いついたなでしこ。だが後半には再び勝ち越しゴールを許し、さらにPKでリードを広げられる。そのまま反撃はならず、ここで大会から姿を消すことになった。

「非常に力のあるスウェーデンとの一発勝負なので、自分たちの武器で戦おうという部分では良い時間帯は作れたと思いますが、スウェーデンが非常に良いチームだったので及びませんでした」と高倉監督。「自分たちの武器以上の何かを持たなければいけないのかなと思います」と、チームに足りなかった部分について語った。

 2011年女子ワールドカップで優勝を飾り、2012年ロンドン五輪では銀メダルを獲得した日本の女子サッカー。だが欧州など各国が女子サッカーの強化を図る中で、近年は苦しい戦いが続いている。

「女子サッカー自体がすごい速度で進化を遂げている中で、私たちももちろんフィジカル的な要素を積み上げていこうと、選手たちは日々努力してくれました。その部分でもレベルアップはしているんですけど、それ以上に世界の進化があるので、まだまだ努力しなければいけないと思います」と監督は語る。

「世界一のチームを追いかける重圧というのは並大抵ではなかったと思いますし、なかなか闘志が前面に出るチームではなかったかもしれませんが、選手たちの心の中にいつも炎は燃えていました。今日も自分たちらしいサッカーをしてくれたんじゃないかと思います」

【了】

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