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メッシ退団のバルセロナ、10番はどうなる。欠番はルール上困難、それでも…?

text by 編集部 photo by Getty Images

リオネル・メッシ
【写真:Getty Images】



 FWリオネル・メッシが退団したバルセロナは、そのメッシの象徴的な背番号となっていた「10番」を今後どのように扱うのだろうか。永久欠番とすることにははルール上の困難もあり、いずれは他の選手が身につける可能性が高いとも予想されている。

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 メッシは背番号30でバルセロナのトップチームにデビューしたあと、背番号19を3年間使用。2008年にはロナウジーニョから10番を受け継ぎ、退団が決まるまで13年間にわたって着用していた。

 バルセロナはメッシ退団決定後の7日に行われたジョアン・ガンペール杯の試合でユベントスと対戦したが、その時点では新たな選手に10番は割り当てず。空き番号としたままで試合を行った。

 メッシがバルセロナで残した圧倒的な実績を考えれば、10番は今後永久欠番とされてもおかしくないとも考えられる。だが他リーグとは異なり、リーガではトップチーム所属選手に1番から25番までの番号を割り当てることが規定されているため、ひとつの番号を欠番としてしまうことは難しい。

 エスパニョールが2009年に急逝したダニエル・ハルケの21番を10年間空けたままとしていたように、リーガでも欠番の例がないわけではない。だが、そのためにはトップチームの登録枠をひとつ減らすという戦力上の犠牲を払わなければならない。

 それでもあえて10番を欠番とすべきかどうかについて、現地ファンの意見も割れているようだ。『マルカ』紙によるオンラインアンケートでは、新10番候補としてFWアンス・ファティが約28%、MFペドリが約23%の票を集めているが、「新たなスターが来るまで欠番」も20%、「欠番のまま」も19%と、10番を当面あるいは永遠に他の選手が着用しないことを望んでいる者も少なくはない。

【了】

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