古橋亨梧は「完璧なパッケージ」。衝撃の6戦6発でやまぬ称賛…ファンや識者を魅了できた要因とは?【コラム】

2021年08月20日(Fri)8時00分配信

シリーズ:コラム
text by 舩木渉 photo Getty Images
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 ヴィッセル神戸からスコットランドの名門セルティックへ移籍した日本代表FW古橋亨梧は、初挑戦の欧州で最高のスタートを切った。リーグデビュー戦のハットトリックを皮切りに、毎試合のようにゴールネットを揺らし、公式戦6試合で6得点。ファン・サポーターの心も掴み、アンジェ・ポステコグルー監督のみならず外部の識者たちからも絶賛の声が相次ぐ。では、古橋はスコットランドでどんなプレーを見せ、どのように評価されているのだろうか。(文:舩木渉)

セルティックで大ブレイク

古橋亨梧
【写真:Getty Images】



 今日も今日とて「KYOGOAL」。古橋亨梧の勢いはとどまることを知らない。

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 現地18日に行われたUEFAヨーロッパリーグ予選4回戦の1stレグ、AZアルクマール戦に先発起用されたセルティックのFW古橋は11分に先制ゴールを挙げ、61分にはMFジェームズ・フォレストの追加点を演出。1得点1アシストで2-0の勝利に大きく貢献した。

 スコットランド移籍から公式戦6試合で6得点と爆発的な活躍ぶりを見せ、目の肥えたセルティックサポーターの心をガッチリとつかんだ。スタンドに掲げられる日の丸の数も確実に増えている。

 全得点に絡んだAZ戦では、74分に交代を告げられるとセルティック・パークに集まった満員の観衆はスタンディングオベーションで「KYOGO」の活躍を称えた。欧州初挑戦の日本代表FWはスコットランドでこれ以上ない最高のスタートを切ったと言えよう。

 セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は、AZ戦の前日に行われた記者会見の中で古橋のフィジカル面に関する質問を受けていた。小柄な日本人アタッカーが肉体的な強さを求められるスコットランドのサッカーに適応できるのか、というのが記者の問いの主旨だった。

 そして、Jリーグでプレーしていた頃の古橋を横浜F・マリノス時代からよく知る指揮官は、次のように答えた。

「彼は日本時代にもフィジカル面を懸念されていた。しかし、すでに日本代表で何度かプレーした経験もあり、21歳の若手のような選手ではない。もし彼が若手なら話は違ってくるが、キョウゴは26歳だ。かなり成熟していて、どんな挑戦も乗り越えて成功するんだという強い決意も持っている。

もちろん彼は(フィジカル的な課題に)対処しなければならないだろうが、私は乗り越えられると確信している。彼が予期していなかった、あるいはこれまでに見たこともないような何かに見舞われることはないと思う。これまでのところ、彼はうまく対処しているよ。

ある選手がインパクトを残すと、対戦相手たちはより詳しく研究してくるので、キョウゴは(フィジカル面とは)別の形でもっと注目を集めるようになると確信している。私は彼を連れてきた初日から『非常に頭のいい、優れた選手だ』と言ってきた。だからこそ彼はあらゆる課題に対する解決策を見つけると確信している」

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