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バルセロナの闇は深すぎる…。クーマン監督で解決できる問題ではない。選んだ“苦肉の策”とは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

リーガ・エスパニョーラ第6節、カディス対バルセロナが現地時間23日に行われ、0-0の引き分けに終わった。3戦未勝利となり、ロナルド・クーマン監督には解任論も浮上しているが、バルセロナが抱える問題は根が深い。(文:加藤健一)

バルセロナの泥沼はさらに深く…

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【写真:Getty Images】

 バルセロナがはまってしまった泥沼に、今のところ底は見えない。カディス戦でそれはさらに深いものだということを知った。

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 9月のインターナショナルマッチウィークが明けてから、バルセロナは1度も勝てていない。11日のセビージャ戦は延期されたが、14日のUEFAチャンピオンズリーグ・バイエルン・ミュンヘン戦では0-3と完敗。さらに、続くグラナダ戦でも先制を許すと、ジェラール・ピケを最前線に置くパワープレーで同点に追いつくのがやっとだった。

 そして迎えたカディス戦。前節から中2日、そして次節までも中2日ということもあってか、ロナルド・クーマン監督は先発メンバーを4人変更している。

 グラナダ戦のように早い時間に失点することはなかったが、バルセロナが攻めあぐねていたのは明白だった。4-4-2でコンパクトに守るカディスを崩せず、時間だけが過ぎていく。前半のボール保持率は75%を超えていたが、シュートはわずか3本。息が合わずにパスがずれるシーンも多く、試合に集中できていなかったのではないかとも感じさせる前半だった。

 もちろん、クーマン監督も動かないはずがない。ハーフタイムに早速手を打ってきた。

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