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マンUはなぜ屈辱的な0点敗戦に終わったのか。結局は変わらぬ課題、“悪さ“が全て出た90分【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

プレミアリーグ第6節、マンチェスター・ユナイテッド対アストン・ヴィラが現地時間25日に行われ、0-1でアウェイチームが勝利している。ユナイテッドは計28本のシュートを放つも無得点に終わり、今季初黒星を喫することに。一体なぜ。(文:小澤祐作)

良い流れを引き寄せられず今季初黒星

マンチェスター・ユナイテッド
【写真:Getty Images】

 オールド・トラフォードへ駆け付けたサポーターに勝利というプレゼントを渡すことはできなかった。マンチェスター・ユナイテッドはアストン・ヴィラに対し0-1で敗北。プレミアリーグ開幕6試合目にして、初めて勝ち点0に終わる結果となった。

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 ギリギリでの勝利となった前節のウェストハム戦と同じメンバーでこの試合に臨んだユナイテッドは、立ち上がりからボールを握り積極的にシュートへ持ち込んでいる。しかし、アストン・ヴィラのハイテンションな守備に慌てたのか、最終ラインや中盤でなんてことないミスが起き、そこから大きなピンチを招くことも。流れを完全に掴んでいたとは言い難かった。

 不動の左サイドバックであるルーク・ショーを負傷のため前半のうちに欠いてしまったユナイテッドは、結局スコアレスのまま最初の45分間を終えている。シュート数は15本対4本と大きな差がついていた。

 後半、良い入りを見せたのはアウェイのアストン・ヴィラだった。ユナイテッドは相変わらず最終ラインで軽率なミスが起きるなど、なかなかリズムを取り戻せない。前節のウェストハム戦同様、ギリギリの勝負となっていた。

 70分あたりから試合はオープンな展開となり、攻守が目まぐるしく入れ替わるなど非常に見応えのあるものとなった。その中で最初にゴールネットを揺らしたのはアウェイチーム。試合終了間際、コーナーキックからCBコートニー・ハウスが豪快にヘディングシュートを叩き込んだ。

 ユナイテッドはアディショナルタイムにハウスのハンドによりPKを獲得することができたが、ブルーノ・フェルナンデスがまさかの失敗。結局、最後まで良い流れを引き寄せられないまま、屈辱的な無得点での敗戦を喫している。

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