UEFAチャンピオンズリーグ（CL）・グループリーグ第2節、マンチェスター・ユナイテッド対ビジャレアルが行われ、2-1でマンチェスター・ユナイテッドで逆転勝利。今夏復帰したクリスティアーノ・ロナウドは、試合終了間際にチームを救う逆転ゴールを決めた。

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　前節まさかの敗戦を喫し、ホームで勝ち点3が欲しいマンチェスター・ユナイテッドだが、先制したのはアウェイのビジャレアルだ。

　試合開始から主導権を握り再三決定機を迎えたビジャレアルは53分、ダニ・パレホからパスを受けたマヌ・トリゲロスがゴール前に運ぶと、ディオゴ・ダロットの背後を取ったアルノー・ダンジュマにスルーパス。ダイレクトでクロスを上げるとDF間に走り込んだアルカセルが合わせて先制点を決めた。

　失点後、反撃に出るマンチェスター・ユナイテッドは60分、ペナルティーエリア右でFKを獲得。ブルーノ・フェルナンデスが相手の裏をかき、後方のアレックス・テレスにパスを出すとそのままボレーシュートを放つ。思い切り振り抜いた一撃はゴール右に刺さり、同点に追い付いた。

　互いに一歩も引かない白熱した一戦は、同点のまま終わるかに思えたが試合終了間際に劇的なドラマを迎える。

　94分、ペナルティーエリア左でエディソン・カバーニがボールをキープするとブルーノ・フェルナンデス、フレッジと繋ぎクロスを上げる。ファーサイドのC・ロナウドがこれを折り返すと走り込んできたジェシー・リンガードが落とし、ボールは再びC・ロナウドの下へ。狭いコースを狙ったシュートは相手GKの手を弾き、土壇場でチームを救う逆転ゴールを決めた。

　今夏、マンチェスター・ユナイテッドに復帰したC・ロナウドはこれで復帰後5試合5ゴール。36歳を迎えたこの男は衰えることを知らず、重要な試合で決めきる鋭い嗅覚は未だ健在だ。

　1勝1敗でグループ3位に付けるマンチェスター・ユナイテッドは次節、ホームにアタランタを迎える。勝てば首位に立つ重要な一戦でもC・ロナウドは必ず得点を決めるだろう。