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古橋亨梧にもはや敵なし。年間30得点はほぼ確実、あの大レジェンドも激賞「セルティックの成功の大部分はキョウゴ」【コラム】

シリーズ:コラム text by 舩木渉 photo by Getty Images

 現地7日にスコティッシュ・プレミアシップ第13節が行われ、セルティックは4-2でダンディーFCに勝利した。絶好調の古橋亨梧は2得点を挙げ、セルティックの勝ち点3獲得に大きく貢献。さらに得点ランキングでもトップに並び、リーグ最高のストライカーとしての評価をクラブ内外に確立しつつある。(文:舩木渉)

年間30得点の達成はほぼ確実

古橋亨梧
【写真:Getty Images】

 今年、トップリーグで最も多くのゴールを決めている日本人は誰だろうか。

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 J1リーグの得点ランキングを見てみると、21得点を挙げている横浜F・マリノスのFW前田大然がトップに立っている。川崎フロンターレの優勝に大きく貢献したFWレアンドロ・ダミアンが18得点で2位に。

 そして、3位には夏にヴィッセル神戸からセルティックへ移籍したFW古橋亨梧の名前が、まだ残っている。約半年でリーグ戦15得点を記録していた26歳は、スコットランド移籍後もゴールネットを揺らし続け、現地7日に行われたダンディーFC戦でも2得点。スコティッシュ・プレミアシップの得点ランキングでトップの7得点に並んだ。

 カップ戦も含めた公式戦全体では、ヴィッセル時代に16得点、セルティックで13得点を奪っており、合計29得点となっている。2021年が1ヶ月以上残っているタイミングで所属クラブでの年間30得点達成に迫っている。

 こうして見ると、古橋がいかにハイペースで得点し続けてきたかがよくわかる。彼がトップリーグで今年最も多くのゴールを記録した日本人で間違いないだろう。怪我さえなければ所属クラブでの年間30得点を成し遂げるのはほぼ確実。もし下半期も日本に残っていたら、一体いくつのゴールを決めていただろうか。

 もちろん欧州初挑戦にもかかわらず、国内リーグ、国内カップ戦、UEFAヨーロッパリーグと出場した全ての大会でゴールを挙げ、半年足らずで13得点は素晴らしい成績だ。すでにセルティックでエースストライカーの座を確保し、監督やチームメイト、ファン・サポーター、そしてクラブレジェンドたちの信頼を勝ち取っている。

 アンジェ・ポステコグルー監督はダンディーFC戦後に「ゴールを決めるだけでなく、彼の物事に臨む姿勢や性格もファンタスティックだ。クラブを愛し、彼の熱意は周りに伝染する。チームメイトたちも彼のことが大好きで、ファンも間違いなく彼のことを愛しているだろう」と古橋を絶賛した。

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