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シャビ監督はバルセロナを向上させている。 初戦からさらに改善、絶大な安心感を与えていたのは…【欧州CL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグE第5節、バルセロナ対ベンフィカが現地時間23日に行われ、スコアレスドローに終わっている。バルセロナはこれで決勝トーナメント行きが難しい状況に。しかし、そこまで悲観すべきでもない理由は?(文:小澤祐作)

グループ突破は絶望的?

バルセロナ
【写真:Getty Images】

 バルセロナにとって、このスコアレスドローは痛すぎる結果と言わざるを得ない。

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 グループリーグ5試合を終え勝ち点7となっているバルセロナは、最終節でバイエルン・ミュンヘンと対戦する。ドイツの絶対王者はすでにグループ首位通過を決めているため最終節でメンバーを落としてくる可能性は高いが、それでも力はある。アウェイでの戦いということもあり、バルセロナが彼らを下すのは当然ながら簡単なことではない。

 しかし今回のドローにより、自力でグループ突破を決めるには、そのバイエルンに勝利することが絶対条件となってしまった。仮に引き分け以下の成績で終えても、3位ベンフィカが勝ち点1以下に終わればベスト16入りは決まるのだが、彼らの最後の相手はここまで未勝利のディナモ・キエフ。しかもホームでの一戦だ。勝ち点3の取りこぼしには期待できないため、やはりバルセロナは生き残るために何がなんでもバイエルンに勝つ必要がある。

 と、かなり厳しい状況に追い込まれてしまったバルセロナだが、0-0に終わったベンフィカ戦はそこまで悲観すべき内容ではなかったのも事実。むしろ、今後に向けての収穫も多く見つかっていた。

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