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なでしこジャパン、オランダ代表とスコアレスドロー。新体制2戦未勝利、攻守に機能性高まるも決定機少なく…

text by 編集部 photo by JFA

なでしこジャパン
【写真提供:JFA】



【日本 0-0 オランダ 国際親善試合】

 サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)は現地29日、国際親善試合でオランダ女子代表と対戦し0-0のスコアレスドローに終わった。

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 日本は25日のアイスランド代表戦からスタメンを7人変更。GKでは田中桃子が代表デビューを飾り、ディフェンスラインには右から清水梨紗、熊谷紗希、南萌華、宮川麻都が入る。中盤では林穂之香と長野風花がダブルボランチを組み、右サイドに宮澤ひなた、左サイドに長谷川唯、そして2トップに菅澤優衣香と田中美南が先発起用された。

 一方、オランダは27日にワールドカップ予選のチェコ女子代表戦が開催されたこともあり、そこからスタメン全員を変更。中1日の強行日程となり追加招集の若手選手がベンチも含めて6人おり、エースFWフィフィアネ・ミーデマは欠場となった。

 前半は35分までお互いに決定機なく、静かな展開で進んでいく。日本がボールを保持して押し込む時間帯もあれば、オランダが攻撃に転じる時間帯もあったが、両チームともシュートに持ち込める機会はほとんどなかった。

 そんな中、日本は右サイドでフリーキックを獲得すると、長谷川が蹴ったボールに逆サイドから走り込んだ南が合わせる。フリーで放ったシュートだったが、絶好機でゴールの枠を捉えることができなかった。

 さらに、このフリーキックを得たファウルの場面で相手のタックルを食らった田中が負傷。右ひざを痛めた様子でプレー続行不可能となり、38分にFW岩渕真奈が投入された。

 直後の39分には右サイドに抜け出した長野が折り返し、混戦の中で菅澤がシュートを狙うも相手ディフェンスのブロックに遭う。アイスランド戦に比べて日本は攻守ともに機能性は上がっているが、なかなか相手ゴールを脅かせないまま前半は0-0で終了となった。

 後半開始から日本は長谷川と宮澤のスタートポジションを入れ替えてスタート。押し込む時間帯を増やし、ゴールを目指していく。66分には長野に代えてMF隅田凜、宮川に代えてDF乗松瑠華を投入してフレッシュな選手で状況の打開を試みた。

 74分、日本に絶好機が訪れる。隅田の縦パスをペナルティエリア手前で受けた岩渕が反転しながらスルーパスを送り、フリーで抜け出した菅澤がフィニッシュ。しかし、これもDFにブロックされてゴールとはならない。

 日本もオランダも最後までゴールが遠く、無得点のまま試合終了。なでしこジャパンは池田太体制2戦目も勝利を逃し、1分1敗でオランダ遠征を終えた。

【得点者】
なし

【了】

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