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香川真司加入に「この冬最も魅力的な補強」とベルギーメディア。だが活躍に疑問視も…

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
【写真:Getty Images】



 ギリシャのPAOKを退団してフリーとなっていた元日本代表MF香川真司は、ベルギー1部のシント=トロイデンVV(STVV)との契約が基本合意に達したことが10日に発表された。ベルギー各メディアも香川の加入決定について報じている。

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 香川は昨年1月に加入したPAOKで新シーズンを始動させていたが、今季開幕戦以降は出場がなく、12月には契約を解除。日本への復帰や現役引退なども含めて様々な憶測が飛び交ったが、新天地は日本人選手が多くプレーするベルギー1部リーグのクラブに決まった。

 ここ数年はなかなか脚光を浴びることのない時期を過ごしていたとはいえ、かつてボルシア・ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドでも実績を残した香川の知名度や評価は依然として高い。ベルギー『Walfoot』は「間違いなく今回の冬の移籍市場で最も魅力的な補強」だと伝えている。

「日本の経営陣が豪華補強をもたらした」と『Sporza』も報道。『Nieuwsblad』も「日本サッカー最大のスター選手の一人」「STVVは求めていた中盤の創造性向上を得られる」「ベルギーリーグにビッグネームを連れてきた」と述べている。

 だが近年はかつてのような輝きを失っていたことは否めず、ベルギーで活躍を見せられるかどうかについては懐疑的な見方も。「日本のヒーロー」である香川は「商業的に大きな価値を持っている」が、「スポーツ面でもそうだろうか?」とも『Nieuwsblad』は問いかけている。

 報道によれば香川は今週金曜日頃には現地入りしてメディカルチェックを受け、STVVの一員としてプレーを開始する見通しとのこと。短いウィンターブレイクに入っているベルギーリーグは今週末から再開され、STVVは15日に昨季王者クラブ・ブルージュとのアウェイゲームを予定している。

【了】

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