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南野拓実、リバプールでの未来に厳しい予想。「時間切れが迫りつつある」と現地紙

text by 編集部 photo by Getty Images

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南野拓実
【写真:Getty Images】



 リバプールの日本代表MF南野拓実は、冬の移籍市場を終えても他クラブへ移籍することなく残留した。だが来季以降もリバプールでプレーを続行するかどうかについては否定的な見通しが現地メディアで伝えられている。

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 層の厚い攻撃陣の中で出場機会獲得に苦戦し、今季のプレミアリーグで先発出場は一度もない南野。サウサンプトンにレンタルされた昨季と同様に他クラブへ移籍することも予想され、リーズなどからの関心も報じられていたが、1月31日の移籍期限までに動くことはなかった。

 地元紙『リバプール・エコー』は1日付記事で、南野にはリバプールでの「時間切れが迫りつつある」と主張。2020年1月の加入から現在に至るまでの状況を振り返り、リバプールで本格的な活躍を見せることはできていないと評している。

 主力FW陣のモハメド・サラーやサディオ・マネがアフリカ・ネーションズカップ出場でチームを離れていることもあり、1月にはリバプールにとって重要な存在となることが期待されていたが、先発出場はリーグカップでの1回のみ。南野のことが「絶対に必要」だと話していたユルゲン・クロップ監督の言葉も「間違っていたと証明された」と述べている。

 サラーとマネの復帰前に残されている試合は、今週末に行われるFAカップ4回戦のカーディフ・シティ戦のみ。だが南野にとってその“ラストチャンス”すらも、FWルイス・ディアスの加入やMFハーヴェイ・エリオットの負傷からの復帰で消える可能性があると予想されている。

 また『ミラー』紙は、冬の移籍市場を終えたリバプールが「今後やるべきこと」を論じた記事で南野に言及。FWディヴォック・オリジやMFアレックス・オックスレイド=チェンバレンとともに、今回は残留したが夏には整理するべき余剰戦力だとしている。

 一方で、リバプールOBである元アイルランド代表のジョン・オルドリッジ氏は南野についてもう少し寛容な見方を示した。オリジについては夏に放出が濃厚と予想しながらも、南野については「夏にどうなるかは分からない。まだクラブでの未来があるかもしれない」と『エコー』紙で記している。

【了】

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