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6歳でこの世を去った友へ…。39歳元イングランド代表FW、3部古巣復帰でキャンペーン

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャーメイン・デフォー
【写真:Getty Images】



 元イングランド代表のFWジャーメイン・デフォーは先月末、古巣サンダーランドへの復帰が決まった。デフォーは、亡き友への想いも込めてピッチに立つつもりだ。

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 サンダーランドは現在、イングランド3部を戦っている。2016/17シーズンのプレミアリーグを最下位で終えた同クラブは、翌シーズンに2部でも最下位になると、現在は3部で4シーズン目を過ごしている。

 そんなクラブにかつてのエースであるデフォーが戻ってきて、サポーターの熱気は高まっているところ。そこで、1つのキャンペーンが用意された。

 サンダーランドは5日にドンカスターをホームに迎える予定で、この試合で販売された全てのチケットから、1ポンドずつをブラッドリー・ローリー財団に寄付すると発表した。

 ブラッドリー・ローリー財団は、2017年に6歳で亡くなったサンダーランドファンの少年、ブラッドリー・ローリーくんにちなんだもの。1歳半のときにガンが発覚し、闘病の末に短い人生を終えた。ブラッドリーくんはクラブのエスコートキッズを務め、試合前のセレモニーでPKを決めるなど、イベントにも呼ばれた。その中で特にデフォーと親交を深めたことも有名だ。デフォーは2017年にブラッドリーくんが亡くなったあとも、落胆する両親を支えるために連絡を取り合っていたという。

 そのデフォーがサンダーランドに復帰したことが、今回のキャンペーンにつながった模様。かつてのエースは、プレー以外の面ですでに大きな存在感を発揮している。

【了】

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