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猫虐待のフランス代表DFズマ、“炎上”収まらず。試合出場で監督にも批判、警察は捜査開始

text by 編集部 photo by Getty Images

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クル・ズマ
【写真:Getty Images】



悪質行為のクル・ズマにサポーターからブーイングも


ウェスト・ハムのフランス代表DFクル・ズマが飼い猫を虐待したとして“大炎上”した一件は、まだまだ収まる気配を見せない。同選手が試合に起用されたことがさらなる批判の対象となっている。



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 ズマはペットの猫に対し、床へ放り投げて蹴飛ばすなどの暴力行為を加えたことが動画とともに報じられた。本人は行為を認めて謝罪し、クラブからは同選手を非難するとともに「内部で処理する」と声明が出されたが、ファンやメディアからはやはりズマに対して激しい批判が殺到した。

 ウェスト・ハムに対してはズマを試合のメンバーから外す、あるいは解雇することなどを求める声も上がっていた。だが報道後の最初の試合となった8日のワトフォード戦にズマは先発起用され、フル出場で1-0の完封勝利に貢献している。

 試合では相手サポーターだけでなく、ウェスト・ハムのサポーターからもズマに対してブーイングが浴びせられた。起用を決断したデイビッド・モイーズ監督やクラブに対してもコメンテーターなどから批判的な意見が向けられている。

 同監督は試合後の会見でズマの起用について説明。動画の件については「遺憾」だとしながらも、「私の仕事はウェスト・ハムに勝利をもたらす可能性が最も高いメンバーを選ぶことだ。クルはその一部だった」と主張している。

 オンライン署名サイトではズマを動物虐待の罪で起訴すべきだという請願に対し、8日夜時点で5万件近い署名が集まったと報じられている。ロンドン警視庁はズマに対する捜査を行わないとも報じられたが、虐待が行われた家があるとみられるロンドン近郊サリーの警察は通報を受け捜査中であることを明らかにしている。

【了】

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