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12年間の出場停止を終え46歳で復帰。かつてセリエAで活躍のFWが再びピッチへ

text by 編集部 photo by Getty Images

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フランチェスコ・フラーキ
【写真:Getty Images】



サンプドリアの元エースFWフラーキ

過去にサンプドリアなどで活躍したFWフランチェスコ・フラーキが、薬物検出による長期間の出場停止処分から12年ぶりの復帰を果たした。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。



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 フラーキは1993年にフィオレンティーナでデビューし、1999年に移籍したサンプドリアではエースFWとして活躍。セリエAで3シーズン連続の二桁得点を記録し、セリエB(2部)時代も含めたクラブ通算得点数はロベルト・マンチーニ氏、ジャンルカ・ヴィアッリ氏という2人のレジェンドに次ぐ歴代3位の109ゴールという数字を残している。

 だが、2007年にはドーピング検査でコカインの陽性反応が検出されたとして2年間の出場停止処分を受けサンプドリアを退団。処分が明けたあとセリエBのエンポリ、ブレシアでプレーしたが、2010年1月には再びコカイン陽性となり、今度は12年間という重い出場停止処分を受ける結果となった。

 当時34歳だった選手にとって、処分は事実上現役生活に終止符を打つものだった。だが昨年からイタリア5部のクラブであるシーニャ1914で練習に参加していたフラーキは、出場停止処分終了後の今月13日に行われた公式戦に出場して約30分間プレー。実に12年ぶりの復帰を果たした。

「12年間の出場停止を帳消しにする1日だ。生まれ変わったよ。緊張で1週間眠れなかったが、今は幸せだ。私は今でも以前と同じくサッカー選手なんだと感じさせてくれた全ての人々に感謝したい」とフラーキの試合後のコメントが伝えられている。

【了】

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