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アーセナルはなぜ試合を支配できたのか? 引いた相手の守備陣を苦しめた方法【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第26節、アーセナル対ブレントフォードが現地時間19日に行われ、ホームチームが2-0の勝利した。負傷明けの冨安健洋がベンチ入りしたこの試合で、アーセナルは24本ものシュートを放った。アーセナルが多くのチャンスを作れたその要因とは?(文:阿部勝教)


精度を欠いた前半戦

0220-アーセナル
【写真:Getty Images】

「特に試合の立ち上がりにはとても満足している」

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 ミケル・アルテタ監督が試合後にこう語ったように、この日のアーセナルは試合開始から主導権を握り、試合を支配していた。

「本当に自分達が思うように試合をコントロールできたし、本当に良いプレーをしていた」

 と、アルテタ監督がそう語るように、アーセナルはテンポの速いパスワークで相手を左右に揺さぶり、立て続けにブレントフォードのゴールへ迫っていた。

 12分には右サイドのブカヨ・サカからエミール・スミス=ロウ→キーラン・ティアニーと繋ぎ、相手ディフェンスの空いたスペースを突いて逆サイドに展開。最後はポケットに侵入したティアニーのクロスにアレクサンドル・ラカゼットが合わせ、ゴールネットを揺らした。
 
 このシーンはオフサイドとなりゴールが認められなかったが、その後もアーセナルは相手ゴールに迫り続けた。前半だけでシュートは16本、ボール保持率は78%を記録し、完全に試合を支配した。しかし、ゴール前で精度を欠き、無得点で前半を終えた。
 後半も同様の展開になるかと思われたが、二人の若きエースが勝利に導いた。 

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