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アーセナルが育てた最高傑作5人。トニー・アダムス、サカ…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ブカヨ・サカ(イングランド代表)

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【写真:Getty Images】


生年月日:2001年9月5日
在籍期間:2019年1月~
通算成績:116試合19得点26アシスト

 20歳にして現在のアーセナルの顔となっているのがブカヨ・サカだ。7歳でアーセナルの下部組織に加入し、19年1月1日に行われたフラム戦にて17歳の若さでトップチームデビュー。21世紀生まれの選手で初めてプレミアリーグに出場した選手となった。

 2019/20シーズンからはトップチームに定着し、キーラン・ティアニー不在時は本職ではない左SBで多くの試合に出場するなど、適応力と戦術理解度の高さが伺えるプレーで評価を高めた。一方で主力不在時に穴を埋める「便利屋」としての起用法が多く、サカの能力を最大限に伸ばすことができていないことが課題として挙げられていた。

 2021/22シーズンも開幕当時は右と左のどちらでも試合に出場するなど起用法がまちまちだったが、トッテナムに快勝した第6節からは右のワイドに固定されている。これまでの数シーズンとは違い、決められたポジションで多くの出場機会を得ることに成功しており、課題とされていた得点力も改善傾向にある。第26節終了時点で既にプレミアリーグではキャリアハイの7ゴールを決めており、自身初となるリーグ戦二桁ゴールを達成する可能性も十分にあるだろう。

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