フットボールチャンネル

レアル・マドリード史上最高! 名コンビ5選。C・ロナウド、ラウール、ジダンと相性抜群だったのは…

シリーズ:名コンビ5選 text by 編集部 photo by Getty Images

ジネディーヌ・ジダン&クロード・マケレレ

20220303_real2_getty
【写真:Getty Images】


MF:ジネディーヌ・ジダン(元フランス代表)
生年月日:1972年6月23日
在籍期間:2001年7月~2006年7月
通算成績:227試合49得点67アシスト

MF:クロード・マケレレ(元フランス代表)
生年月日:1973年2月18日
在籍期間:2000年7月~2003年8月
通算成績:145試合2得点7アシスト

 ジネディーヌ・ジダンとクロード・マケレレ。フランスを代表するMFであるこの二人は、レアル・マドリードで2年間しか一緒にプレーしていない。しかし、期間こそ短かったかもしれないが、彼らはピッチ内で完璧な関係性を作り出しており、チャンピオンズリーグ(CL)制覇などの立役者になっている。

 2001年に当時の史上最高額となる移籍金でマドリーにやって来たジダンは、まさに王様。エレガントなプレーの数々で攻撃陣を牽引し、観る者を魅了し続けた。一方のマケレレはジダンのような華やかさはなかったものの、黒子役として絶大な存在感を誇示。無尽蔵のスタミナを駆使して一人で二人分のスペースを埋め、小さな身体を巧みに使ってボールを確実に狩り取る。こうして中盤を引き締め、ジダンや他の選手の負担を減らしていたのだ。

 マドリーにジダンは不可欠だった。この男の活躍がなければ、CL制覇などは成し遂げられなかっただろう。そんなジダンが攻撃面で輝く上で、守備で誰よりも働けるマケレレの存在も重要だったのは紛れもない事実。それは、銀河系軍団と称されたマドリーが低迷期を迎えた際に「このチームはマケレレなくして成り立たない」とジダンがコメントしたことからも明らかだ。まさにこの二人は、マドリーにおける中盤の“光”と“影”であった。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top